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日本三大奇祭の一つ、悪態まつり。「来年こそは従来通りの開催を!」と語る、 伝承への熱い想いとは?

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白装束と烏帽子を着けた十三天狗が、神主とともに、山の麓から愛宕神社が鎮座する山頂へと約4キロの山道を歩き、道中に点在する十六カ所の祠に無言で供物を供える。一方、それを見ていた参拝客は「バカヤロー!」「さっさと歩け!」などの罵声を浴びせ、さらに来年の御利益を求めて供物を奪い合う。

そんな世にも奇妙な奇祭「悪態祭り」が、毎年12月の第三日曜日に行われています。氏子の代表である「総代」として、悪態祭りや節分祭など、愛宕神社で行われる祭事の運営全般に携わる岡野博之さんに、悪態祭りの知られざる歴史や舞台裏の想いなどについてお話を伺いました。

岡野博之(おかの ひろゆき)
1947年茨城県岩間生まれ。75歳。かつては自ら天狗役を務めたこともあったという。氏子の代表として、年間の祭事を取り仕切る ...

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