(上写真撮影:安田格。以下、特記なき写真は著者撮影)
京の三大祭の一つ、「葵祭(あおいまつり)」は約1400年前、凶作で飢餓疫病が蔓延した際に、賀茂の大神の祭礼を行ったことが起源。正式には「賀茂祭(かもさい)」というように、上賀茂神社(賀茂別雷神社)と下鴨神社(賀茂御祖神社)の祭礼です。例年5月15日のお祭り当日は「路頭の儀」という500人以上もの絢爛豪華な時代行列が京都御所から下鴨神社、上賀茂神社に進みます。両神社では社頭の儀という厳かな神事も行われます。
また、葵祭は石清水祭、春日祭とともに日本三大勅祭(ちょくさい)の一つ。勅祭とは天皇の使い「勅使(ちょくし)」が派遣されるお祭 ...