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「白鳥神社大神楽」芸能の里の心に触れる祭り|観光経済新聞

更新日:2022/4/22 よう
「白鳥神社大神楽」芸能の里の心に触れる祭り|観光経済新聞

2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2022年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

芸能の里の心に触れる祭り

岐阜県郡上市白鳥町には、徹夜で踊る熱狂的な盆踊り「白鳥おどり」があり、多くの盆踊りファンに愛されている。その白鳥町で、秋の訪れとともに行われるのが、白鳥神社大神楽だ。神社での奉納舞と神事、地区を巡行しての舞が行われる。毎年9月第4土曜と翌日曜の2日間、天候に関わらず開催されるが、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染防止のため、縮小開催された。

大神楽は一般的に、獅子舞と曲芸とが合わさり、伊勢神宮や熱田神宮などの信仰と結びつけられて江戸時代に成立した芸能とされる。ところが白鳥神社大神楽の起源はもっと古く、曲芸は行われない。確認されている最古の資料には、明応7(1498)年の開催が記録されている。応仁の乱直後、疫病が流行していて南海トラフ巨大地震も起きた年である。

かつては3日間開催され、余興の相撲などもあったそうだ。現在は2日間に短縮されたが、2014年には神事に巫女(みこ)による浦安の舞が加えられた。室町時代から粛々と行われ、今も変化し続けているのだ。

獅子は約4人で操られる。イノシシのような大きい深緑色の胴体で、頭に赤毛が生えている。赤地に金色の刺しゅうの衣装をつけ化粧した3人の子どもが、ささらや太鼓を鳴らし獅子の周りを舞う。宙を舞うような獅子と子どもの足さばきがいい。ひょっとこ面の「すっとこどん」や「どす面」と呼ばれる鬼がいて、とさか状の烏帽子(えぼし)や笠をかぶり袴(はかま)姿の奏者がおはやしを奏でる。

舞が終わると、見学者はススキの飾り物をもらって帰り、神棚に安置して健康を祈る。子どもは獅子に頭をかんでもらって邪気をはらう。

白鳥神社大神楽は、シンプルだけれど一本筋が通っていて、毎年見ても飽きないおまつりだ。機会があれば見学して、できれば、2日目の大神楽終了後、夜に行われる「拝殿おどり」にも参加してみてほしい。一連のまつり体験を通じて、白鳥町に受け継がれてきた心に触れられるはずだ。

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オマツリジャパン オフィシャルライター

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