群馬県桐生市の吾妻山麓に広がる植物園の春の主役は、10,000本のチューリップ。園内15か所の花壇に、レッドインプレッション(赤)、白雲(白)、ギャラン(黄)ピンクインプレッション(桃)、マリット(赤/黄)など12種類のチューリップが花開きます。
2023年は「都市公園制度制定150周年記念チューリップまつり」として、2023年4月1日(土)~2023年4月16日(日)の期間、園内にあるチューリップを楽しむことができます。
ここからは、2021年の現地の様子と、2023年の開催概要をお届けしますので、ぜひお出かけの参考になさってください。
桐生市に聳える吾妻山の麓を整備した植物公園
寒さがやわらぎ、梅や桜が薄い彩りの花を咲かせた後に、鮮やかな色彩で春の訪れを知らせてくれるのがチューリップでしょう。チューリップは市街地の公園の花壇などでもよく見かけますが、群馬県桐生市の吾妻公園では、約1万本のチューリップが栽培されます。例年4月中旬から4月下旬にかけて、「吾妻公園チューリップまつり」が開催されています。2021年は気候の影響から開花が早まり、4月3日~18日に行われました。
吾妻公園は、桐生の市街地の北西部に聳える吾妻山の麓を整備した植物公園です。
15の花壇で12種類のチューリップが栽培される吾妻公園
吾妻公園では15の花壇で12種類のチューリップが栽培されています。園路の東部の小高いエリアの花壇では、品種ごとに分けて育てられており統一感が漲ります。花壇の北端には四阿が設けられているので、腰を据えて各々のチューリップの特徴を観察することができます。
公園中央の園路沿いにはミックス花壇が設置されています。数種のチューリップが鮮やかな色彩の花を咲かせていますが、各々の色彩が競うあうことなくバランスよく溶け合っています。
園路の西のエリアにもミックス花壇が設けられていますが、こちらはチューリップの品種ばかりでなく、パンジーなども仲良く寄り添い、彩りがより豊かになっています。
チューリップに続く季節の花々
公園の西部の花壇ではチューリップ以外の花の姿もみかけますが、園内の随所では藤やツツジが花を開き始めています。
さらに入口付近の花菖蒲園では、初夏の出番を待つ花菖蒲が細長い葉を揺らしています。例年6月上旬から中旬には、「吾妻公園花菖蒲まつり」が開催されるのです。
吾妻公園の名チューリップ6選
初夏になると花菖蒲に主役を譲る吾妻公園ですが、「吾妻公園チューリップまつり」期間中の名チューリップを6種、ご紹介します。
群馬県桐生市の吾妻公園は、桜、チューリップ、ツツジ、花菖蒲の名所として市民の人気を集めています。例年4月中旬から4月下旬に主役を担うのがチューリップです。園内には15の花壇が設けられ、12品種、約1万本のチューリップが栽培されます。
開催概要(2023年)
都市公園制度制定150周年記念チューリップまつり
【日時】2023年4月1日(土)~ 4月16日(日)までの16日間
会 場:吾妻公園 チューリップ花壇他
【日時】3月18日(土)~5月7日(日)9:30~17:00 ※毎週火曜休園(3/23~5/7は毎日開園)
【会場】群馬県桐生市宮本町3丁目地内 吾妻公園 チューリップ花壇他
チューリップまつり、写生大会、花苗無料配布なども実施予定。
詳細は、吾妻公園公式サイト内のイベントページでご確認ください。