今週末は一の酉!干支の「酉」の日に行われる酉の市、2023年は、一の酉が11月11日(土)、二の酉は11月23日(木・祝)に開催されます。ここでは江戸三大酉の市の一つ、府中の大國魂神社の2023年開催情報と、2021年の酉の市の様子をお届けします。ぜひ酉の市にいく際の参考になさってください。
(この記事は2021年に公開されたものを一部修正し、再編集しています。2023年11月8日 編集部更新)
目次
2023年「大國魂神社」酉の市の開催は?
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いよいよ今週末✨酉の市2023🏮
大國魂神社 開催のお知らせ(予定)
\■日時⁰<一の酉>11月11日(土)⁰<二の酉>11月23日(木)
■開門時間
6:30~22:00⁰■熊手市・露天商
9:00~22:00🔽詳細は公式サイトhttps://t.co/Z5MFf4ieB3#府中 #府中市 pic.twitter.com/YvaJd05rqQ
— 府中市の情報発信サイト|府中でみいつけた!【公式】 (@mikke_fuchu) November 7, 2023
【開催日時】
<一の酉>11月11日(土)
<二の酉>11月23日(木・祝)
■開門時間 6:30~22:00 ※同時刻 社頭で神符熊手の頒布を実施
■熊手市・露天商 9:00~22:00 予定(各店により異なります)
■江戸の里神楽 奉納 15:00、17:00、19:00 全3回
詳しくは大國魂神社の公式サイトをご確認ください。
ここからは2021年の酉の市の様子をお届けします!
2021年「大國魂神社 酉の市」をレポート
今回、江戸三大酉の市の一つ、府中にある「大國魂神社」の一の酉に行ってきました!ちなみに江戸三大酉の市の残り2つは浅草の「長國寺・鷲神社」、新宿の「花園神社」です。
実は筆者は関西方面の出身で、酉の市に行くのはこれが初めてです。なんでも酉の市は関東が中心地なのだとか。なので予習はしたものの、かなりドキドキワクワクしながら出発しました。
そもそも酉の市とは?
そもそも酉の市とは何なのか?平たく言うと11月の酉の日に、鳥の名前に因んだ関東の社寺で開催されるお祭りです。
熊手を飾って売る出店が特徴で、人々は熊手を求めて、開運招福・商売繁盛を願います。
年によって酉の日が11月に3回あれば酉の市も3回開かれます。一の酉を逃してしまった方も大丈夫!二の酉というチャンスがありますよ。(※2023年は2回開催)
酉の市と熊手について予習してみると、いろいろなお店で熊手を飾っているのが目につくようになりました。
「あの熊手はそういう意味だったのか!」「このお店にも熊手がある!」と酉の市で手に入れる熊手がいかに重要か知るとともに、その意味を知っていることが嬉しくなりました。
なぜ大國魂神社で酉の市を行うの?
次に疑問に思ったのが、鳥とは無関係にみえる府中の大國魂神社でなぜ酉の市をやるのだろうか?ということ。
調べてみると大國魂神社の境内にも大鷲(おおとり)神社という鳥の名前にちなんだ神社があることがわかりました。拝殿の横にある授与所のちょうど裏に位置しています。
酉の市に来た際はこちらにもお参りをお忘れなく。
現地から一の酉をレポート!
さて、実際に11月9日(火)に大國魂神社の一の酉に行ってきました。この日は生憎の雨、雨、午前中はなんと大雨でした。それでも熊手を求める人々が入れ替わり立ち替わり訪れていました。
私は電車で向かったため、京王線府中駅で下車。南口側の改札を出るといきなり熊手に遭遇しました。
神社に向かうと入り口から提灯がずらり。
今年はコロナで熊手商以外の露店の出店は自粛になっていましたが、例年ならこの一直線の長い参道にずらりと出店が並ぶんだとか。早くコロナが終息することを祈るのみです。
参道を進んでいくと熊手を売っているエリアに辿り着きます。平日だからか雨だからか人も多すぎず、ゆっくり楽しむことができました。
ずらりと並べられた熊手たちはこの時点で迫力満点。十分綺麗でしたが、本当はもっとびっしり並べて上から吊るしたりもするんだとか。この日は雨だったので見られなくて残念でした。
二の酉の時にリベンジしたいですね。
酉の市の時期はちょうど七五三の時期とも被っているので、おめかしした七五三の子供たちともちらほら出会うことができました。かわいい。
また、ちょうど菊花展も開催していました。11月21日までなので二の酉でもみることができますよ。
神社にも至る所に熊手が飾られていて、それらを見つつ先にお参りを済ませて、また熊手商のエリアに戻ってきました。
「どうやって持って帰るんだろう?」っていうくらいの大人の身長よりも大きな熊手から、机に飾れるくらいの小さい熊手までさまざまな熊手が並んでいます。
あちこちから聞こえてくる熊手を買った人にかける掛け声と拍子木の音も、活気に溢れていてワクワクしてきますね。訪れている人たちも、大きな熊手を買って帰る会社員のグループや、お店に飾るくらいのサイズのものを求める人がいたりとさまざまでした。
筆者も一番小さな500円の熊手を購入しました。飾ってあるときは熊手だけで、最後の仕上げに稲穂を差してくれます。
小さい熊手一つだけでも拍子木を打ってくれました!嬉しい!掛け声通り「繁盛、繁盛、ますます繁盛」しそうな気がしてきます。
この掛け声をかけてもらう時は、熊手をお宮さんの方に向けておくんだとか。ばっちり福を取り込んできましたよ。
さらに夜にも一度行ってみました。夜は明かりが灯り昼にもまして幻想的で迫力があります!
雨も収まって人出も昼より多く、活気があり、“祭り”って雰囲気を感じることができました。
熊手を宇宙に飛ばす!?
宇宙に熊手!地球をまわって福をかき集める“スペシャルな熊手”を買えるのも最後! 11月21日(日)浅草酉の市でのご購入者様募ります! https://t.co/8ZOx2qEGBX
— エンタメNOW (@entamenowcom) November 12, 2021
今回、筆者が熊手を購入したのは熊手の老舗メーカー「面亀」さんでした。大國魂神社と浅草の長國寺の酉の市にお店を出しています。
浅草の長國寺でこの面亀さんは、三井物産エアロスペース株式会社さんと協力して行う「宇宙を翔ける熊手」プロジェクトの熊手を販売するんだとか。
宇宙に一つしかないこのオリジナルの熊手はなんと2,021万円!半年〜1年間宇宙で福を集めながら地球の周りを翔け続けます。最後は大気圏まで高度が下がって燃え尽きるそうですよ。
なんと興味深いプロジェクトなんでしょう。二の酉の時に浅草長國寺に行った方はこの熊手をみることができるんでしょうか?こちらも注目ですね。
実際に「宇宙熊手」を見た方は、ぜひ教えてくださいな!
大國魂神社の今年の酉の市の特徴
今年も昨年に引き続き、大國魂神社での酉の市では熊手商以外の露店は自粛となりました。そのため、食べ物などの出店はなく、活気という点では例年に比べて寂しいかもしれません。
しかし、ずらっと提灯が掲げられている様子からは荘厳な雰囲気を感じることができました。
また、開門時間・熊手市の時間も例年と異なるのでご注意ください。
開門時間 6:30~21:00(※2023年は6:30~22:00)
熊手市 9:00~21:00(※2023年は9:00~22:00)
■アクセス
京王線 府中駅南口から徒歩5分
JR南武線・武蔵野線 府中本町駅から徒歩5分
終わりに
いかがでしたか?大國魂神社の酉の市の雰囲気が伝わったでしょうか?
筆者は今回初めて行きましたが、色とりどりの熊手に完全に魅了されてしまいました。次は出店がたくさん出ていて、今回よりさらに活気のある酉の市にぜひ行ってみたくなりました。
2023年の酉の市は二の酉まで!土曜日と祝日の開催となっていますので混雑が予想されます。時間に余裕をもって予定を立てるのがよいでしょう。お近くにお住まいの方は、ぜひ大國魂神社の酉の市へ足を運んでみてください。