茅の輪くぐりとは?
神社の夏を迎える風物詩「茅の輪くぐり(ちのわ くぐり)」をご存知でしょうか?この時期、神社境内に設置される大きな茅(かや)のわっか、あれを使って行われるものです!このわっかの名称が茅の輪になります。
茅の輪くぐりは一年の半分の締めくくり、すなわち6月の晦日にあたる30日に毎年行われる「夏越大祓(なごし の おおはらえ)」の一環として行われます。半年の間についてしまった災厄や罪穢れを祓って、一年の後半戦を大晦日まで元気にすごそうと言う神事ですが、この茅の輪をくぐることで誰でも同様のことを祈願することができます!
7月5日前後まで茅の輪を設置している神社が多いので、ぜひホームページ等をチェックの上、行ってみてください!
茅の輪のくぐり方
茅の輪のくぐり方ですが、とっても簡単です!茅の輪の正面に立ち、左に一回、右に一回、もう一度左に一回と8の字を描くようにくぐり、最後は正面へ進めばOKです!そのまま本殿に向かってお参りを行いましょう!
茅の輪くぐりでコロナ終息祈願!茅の輪くぐりの意味、やり方・手順を解説
江東区北部で茅の輪が見られる神社
ここからは、茅の輪くぐりができる神社10選を紹介していきます!まずは江東区北部から4カ所を紹介します!
【亀戸浅間神社】
トップバッターを飾る亀戸浅間神社は、なんと関東一の大きさを誇ると言われる茅の輪が出迎えてくれます!
その大きさは1年365日に因んで、高さが3m65cmなんだとか。また太さは30cmあるそうです。その大きさから「大茅の輪(おおちのわ)」と呼ばれています!
縛り上げる縄も太いです!茅の輪をつくる地元の方々の技と心意気を感じますね。
また、この時期限定の御朱印をいただくこともできます!ぜひ社務所をチェックしてみてください!
【東大島神社】
都営新宿線東大島近くの東大島神社。こちらの茅の輪の特徴は、3連になっているところ!
横から見るとこんな感じ。進むにつれて、輪が大きくなっています。なんだか多めに穢れを祓ってもらえそうですね!
【亀戸天神社】
続いては、藤の名所としても知られる亀戸天神社。からっからに乾かされた茅でつくられる茅の輪は芸術品のよう!奥に見えるスカイツリーとの共演も楽しめます。
藤のシーズンは終わってしまっていますが、あじさいはまだ見ごろが続いていました!
【江東天祖神社】
亀戸天神社から北へ徒歩5分程で行くことができる、江東天祖神社。昔、柳島と呼ばれていたこの辺りの総鎮守の神社です。
こちらは大小2つの茅の輪が用意されていました!
こちらは本殿前の大きな茅の輪。雰囲気がありますね。
墨田区で茅の輪が見られる神社
続いては、墨田区から6ケ所の紹介をしていきます!
【三輪里稲荷神社】
はじめは八広の三輪里稲荷神社。別名、こんにゃく稲荷と呼ばれている神社です。2月の初午の際には、のどの病や風邪に効果があると言われる、こんにゃくの御符をいただけるんだとか。
【隅田稲荷神社】
続いては、東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅近くの隅田稲荷神社。当地域の氏神として大切にされている神社です。茅の輪は、下部で藁のように茅を縛り垂らしているのがおしゃれですね!
お稲荷さんと言う事で、狛犬の場所に狐が。良い表情をしています!
【隅田川神社】
隅田川神社は、その名の通り、隅田川の河川敷にあります。水神様として、船に関わる方々から厚く信仰されてきた神社です。
こちらは狛犬の場所に亀がいました!水の神様の神社らしいですね。
【白鬚神社】
東向島をはじめとした墨田区北部の総鎮守として大切にされている白鬚神社。こちらは本殿前の鳥居に茅の輪が設置されています。
東向島白鬚神社ほんまつり!3年に1度の本社神輿が下町を巡る!
【高木神社】
曳舟駅近くの高木神社。近年神社名との縁から、アニメ「からかい上手の高木さん」とコラボして話題になっています。ご興味ある方は、ぜひチェックしてみてください!
【飛木稲荷神社】
高木神社お隣の飛木稲荷神社。境内に大イチョウがあるのですが、伝説によると大嵐の日にどこからともなく飛んできた枝が刺さったのがこの場所で、それが所以で飛木と言う神社名が付けられたんだとか。
まもなく訪れる七夕に向け、七夕飾りも設置されていました!
【牛嶋神社】
10選のラストを飾るのは、本所地域(墨田区南部)の総鎮守として知られる牛嶋神社。5年に1度の大祭の際には、牛車を中心とした古式行列や約50基のお神輿が登場し盛り上がります!
茅の輪くぐりですが、牛嶋神社の形式は特殊です。お気づきと思いますが、写真の通り茅の輪がありません!この鳥居が3つ合体した形式のものを三輪鳥居と呼び、一説には3つの茅の輪に由来しているんだとか。なのでこの鳥居を8の字に通れば、茅の輪くぐりど同様の効果を得られるそうです。
茅の輪くぐり、行ってみたくなったでしょうか?
ぜひ夏を迎える前に茅の輪をくぐり前半年の厄祓いをして、後半年を迎えましょう!