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年末の2つの大きなイベント、感謝祭とクリスマスで盛り上がるアメリカ。
アメリカは、例年11月第3週目に当たる木曜日の感謝祭(サンクスギビングデー)を終えると、さて次はクリスマスと、たて続けにそれぞれの都市は活気づきます。
この記事では、世界の中心地、ニューヨークでのクリスマス時期のデコレーションを中心に写真レポートでご紹介します。
ロックフェラーセンターのクリスマスツリー。
まずは有名なロックフェラーセンターの超巨大なクリスマスツリーのご紹介。世界最大級とも言われるこのツリー、約75フィート(約23メートル)の高さがあるそうです。ニューヨーク州オニオンで伐採され、274キロかけて、持ち込まれてきます。飾るライトは、約5万個にものぼると言われます。1931年、ロックフェラーセンター工事着工の年に、工事作業員らが、自ら資金を調達し6メートルほどのツリーを飾ったのが始まりだそうです。経済大恐慌の中、募金を募って購入、そしてその家族などが工夫を凝らして装飾をしたそうです。なんだか心温まるストーリーですね。本年は、コロナ禍でもツリーは持ち込まれ、12月2日の点灯式は、例年通りN B Cの“クリスマスインロックフェラーセンター”でオンエアされました。
今年また、偶然心温まるエピソードが起こりました。なんと小さなフクロウが巨大なツリーの中に迷い込んでいて、救助されたとか。ロックフェラーと名づけられ、元気になってから野生に返されました。
メーシーズをはじめとする有名百貨店の目を見張るウインドウディスプレイ。
メーシーズ(34丁目、6番街)、サックスフィフスアヴェニュー(49丁目、5番街)ブルーミングデールズ(59丁目、3番街)、バーグドルフグッドマン(57丁目、5番街)などの有名百貨店は、それぞれ違ったテーマで創意を凝らし、しばし人々の足を止め魅了します。時には人員整理のためウインドウーの前に柵が張られたりもします。
6番街ミッドタウンウエストも楽しい飾り付けがいっぱい。
6番街42丁目から57丁目までもオフィスビルディング街のさなかに巨大なクリスマスボールやクリスマスライトなどが。毎年定番ともいえる飾り付けが、住民や観光客の目を楽しませています。
ラジオシティミュージックホールも毎年この時期に公演されるクリスマススペキュタキュラーの宣伝も兼ねたかのようにツリーの型がビルの壁面に見事にライトアップされています。
コロンバスサークルのタイムワーナービルの中は大きな星のオブジェが吊らされます。
2016年3月にオープンした世界貿易センター跡地に建つ変わった建物オキュラスにもぜひ立ち寄ろう。
外観は、翼なのか骨なのかと色々な想像を膨らませるちょっと奇抜な建物ですが、一見の価値は絶対ありです。この中には、ウエストフィールドなどのショッピングセンターやアップルストアなども入っていますが、クリスマス時期は、クリスマスマーケットも開催されます。
なんと言ってもすごいのが、こちら、ダイカーハイツのクリスマスイルミネーション。
マンハッタンを出てブルックリンへと向かいます。最近では、マンハッタンから観光バスツアーも出るというほどの人気ぶり。トラベルサイトのトリップアドバイザーでは、ブルックリン観光スポット230箇所の中から5位のランキングにもなったほどです。ダイカーハイツと呼ばれる地域一帯の民間の住居の外観がオーナメントやライティングで埋め尽くされるのです。期間は11月の感謝最後の週末から翌年の1月の一週目くらいまでです。