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革新的なアート展「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」とは?
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」は、日本全国のクリエイターが集結する芸術とテクノロジーを融合させた国内最大級のあかり展です。アート・デザイン・祭り・職人・テクノロジーといった5つのジャンルが「あかり」というキーワードで一つになり、新たなアートの世界を生み出します。
開催されるのは、東京の総鎮守、神田明神に昨年オープンした文化交流館 地下1階 EDOCCO STUDIO。「伝統と革新」をコンセプトに掲げる神田明神にふさわしい、伝統文化やテクノロジーの新たな可能性を感じる展示会です。
2019年-2020年の開催概要
早速、予定を合わせて新しいアートの世界を見てみたいという方に向けて、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」の開催概要をご紹介しましょう。
開催期間・時間
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」は、2019年12月7日(土)から2020年2月9日(日)の約2ヶ月間開催されています。
開場時間と閉場時間および最終入場時間は曜日によって異なります。
・月~木 10:00-19:00(最終入場18:30)
・金~日 10:00-20:00(最終入場19:30)
また、1/1〜1/3は10:00 〜 20:00(最終入場19:30)となりますので、お間違いのないようにご注意ください。
料金
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」を楽しむには入場料がかかり、1名につき1チケットが必要です。チケット1枚あたりの金額は以下のとおりです。
大学生以上:前売り1,300円/当日1,500円(税込)
小・中・高校生:一律1,000円(税込)
未就学児:入場料無料
会場・アクセス
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」は、神田明神文化交流館・地下1階にあるEDOCCO STUDIOで開催されます。
公共交通でのアクセス方法は、JRとメトロの利用で複数の経路があります。
【JR】
・中央線・総武線【御茶ノ水駅】聖橋口より徒歩5分
・京浜東北線・山手線【秋葉原駅】電気街口より徒歩7分
【メトロ】
・東京メトロ丸ノ内線【御茶ノ水駅】1番口より徒歩5分
・東京メトロ千代田線【御茶ノ水駅】B1出入口より徒歩5分
自動車でお越しの方には、有料駐車場が若干数用意されているため、神社正面の鳥居をくぐり隨神門左側の脇門から入り駐車しましょう。
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」の特徴とは?
革新的なアート展と言われても、簡単には想像できません。アート展覧会というものは、芸術作品を鑑賞するイベントというイメージが拭いきれないでしょう。そんな方に向けて、ここでは「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」ならではの特徴をご紹介します。
ゲストがストーリーを進める”アート系アトラクション”
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」の展示は、ジャパニーズヴィランズ(悪役)のレッテルを貼られた吉良上野介の物語になっています。通常のアート展であれば、ストーリーに沿ってアート作品を鑑賞しますが、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」のアート系アトラクションでは、作品を鑑賞するだけではありません。
会場から吉良上野介の声が聞こえたり、ゲストの投げかけによりストーリーが展開したり、ゲストに選択を迫ることも?!ゲストの選択次第で、鑑賞できる作品や演出効果、さらにストーリーの結末が変化するため、複数回イベントに参加するのも1つの楽しみ方です。
立体作品がゲストの投げかけに反応する”アナログ・インタラクティブ”な展示
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」のアナログ・インタラクティブな展示は、ゲストの投げかけが作品に影響を与えます。
例えば、ガラスに投影された水彩画のモーショングラフィック(若き日の吉良上野介)の声を、次世代を担う声優が担当して、ゲストとアートが自由な会話を楽しむことができます。
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」は、アナログ作品とデジタル技術を融合した、これまでにないアート展の形に挑戦しているのです。
展示ゾーンの特徴をご紹介
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」の特徴が分かり、自分も体験したい、新しい挑戦を目にしたいと思えたでしょうか。これまでアートに興味がなかった人もアートを身近に感じている人も、テーマパークに行く感覚でアートを楽しめることが理解できたと思います。ここからは、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」についてもっと知りたいと思う方に向けて、展示ゾーンの内容を簡単に解説します。
暖かな光の空間で物語の始まりを演出する「神田明神の地下」
2019年12月7日~2020年2月9日
神田明神文化交流館 地下1階「EDOCCO STUDIO」
「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」闇があるから灯りが綺麗。https://t.co/DybFSEST5E pic.twitter.com/zcpgqmmZ7U
— 東ちづる Chizuru.Azuma (@ChizuruA1) December 7, 2019
鈴木茂兵衛商店による「堤灯のあかり」や、川村忠晴氏による「草木のあかり」などの温かな光が空間を彩る展示ゾーンです。これから待ち受ける物語に向けて心の準備をしましょう。
ネオンの光が異界への扉を演出する「異界の門」
これから待ち受ける妖怪話の序章を語る展示ゾーンです。アート作品で表現された異界の扉を開く勇気を持って進みましょう。
アナログ・インタラクティブな展示が並ぶ「若き吉良との出会い」
ほらね。全然見てない。
(わたしもイイ声で「榮さん?」と話し掛けられて赤面したから気持ちはわかる) pic.twitter.com/h3XCoINB57
— 榮 – sakae – (@sakae_e) December 8, 2019
アナログ・インタラクティブな体験ができる展示ゾーンです。日本を代表するトップクリエイターたちの技を集結して作り上げるデジタルキャラクターに言葉を投げかけてみましょう!
鬼や妖怪たちの行列を演出する「百鬼夜行」
[明日から開催] 「江戸東京あかり展」東京で、光に照らされた「青森ねぶた」と“会話”する体感型展示 – https://t.co/tyPMJQjxhq pic.twitter.com/mBowr6qdmS
— Fashion Press (@fashionpressnet) December 5, 2019
怪しく光る百鬼夜行を表現したアート作品が並ぶ展示ゾーンです。早川鉄兵氏による「切り絵」や満尾洋之氏による「妖怪絵」、林貴俊氏による「こけし」などが、鬼や妖怪たちのパレードを飾ります。百鬼夜行に迷い込んだ気持ちで異世界を楽しみましょう。
クライマックスへと続く回廊を演出する「闇と疑いの回廊」
演劇性の高いスタッフたちとアート作品がクライマックスへと向かうストーリーを盛り上げます。
ゲストが決断を迫られる「決断の間」
ねぶた凄い…#江戸東京あかり展 pic.twitter.com/CgDG5bGpRa
— オマツリジャパン (@omatsurijapan) December 6, 2019
西条信広氏が光演出を施した北村春一氏による【ねぶた】が、吉良上野介の怒りを表現した展示ゾーンです。怒りによって鬼と化した吉良と対面するゲストは大きな決断を迫られます。
クライマックスを華やかに演出する「浮世の絶景」
百鬼夜行や吉良の怨霊の騒ぎが収まり、静寂と美しいあかりが広がる展示ゾーンです。一葉式いけ花 家元 粕谷尚弘氏による華やかな作品がゲストを温かく送り出します。
出展クリエイターの一部をご紹介
【江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博】は、全国から集結した35以上のクリエイターによりストーリーが作り上げられます。ここでは、アート展をより深く楽しむために、一部のクリエイターについてご紹介します。
妖怪絵師:満尾洋之氏
“あかり”がテーマの体験型展覧会。「江戸東京あかり展」神田で初開催 https://t.co/WiG90gAKv0 pic.twitter.com/5DQRUyQgPg
— 気になる旅、宿情報 (@KiniTabi) December 8, 2019
満尾洋之氏は千葉県出身の妖怪絵師です。彼は、スマートフォンで音楽を聴く河童や電話ボックスの中で誰かと話をする蛙など、独特なタッチで妖怪を描きます。これまで、「いちはらアート×ミックス」や「和のあかり展」など多くのイベントに参加し、各方面から注目を集めています。
切り絵作家:早川鉄兵氏
早川鉄兵氏は石川県出身の切り絵作家です。現在は、滋賀県米原市の山間集落に拠点をおき、「豊かな自然」をテーマに制作活動を行っています。全ての命が繋がっていることを表す彼の動物の切り絵の中には、植物や小さな動物が顔をのぞかせます。彼は精密な切り絵作品から大掛かりなイラストレーションまで手掛け、日々新しい切り絵表現の可能性を模索しています。
ねぶた師:北村春一氏
北村春一氏は、ねぶたを制作している父:北村蓮明氏の下でねぶたを学び、人物や背景に興味をそそられる様な「ドラマティックねぶた」をテーマに、いつまでも印象に残るねぶたを制作しています。彼のねぶたは、「NTTグループねぶた」で優秀製作者賞と商工会議所会頭賞のW受賞を遂げるなど高く評価されています。
一葉式いけ花 家元:粕谷尚弘氏
江戸東京あかり展で撮った写真みて pic.twitter.com/wFpUCkweFC
— おれんじぷれっぱ。 (@OrangePrepper) December 10, 2019
一葉式いけ花4代目家元の粕谷尚弘氏は、幼少期より家元の教えを受け、大学卒業後には渡米してインダストリアルデザインを学びました。帰国後は、個展や流派内外の花展に作品を発表したり、作家やアーティストとのコラボレーションに取り組んだりしています。彼の斬新でユニークなアイデアは、国内外で人気を博しています