春の陽気に誘われて、ふわふわと舞う蝶の姿を目にすることがあるかもしれません。御朱印にも、そんな春の雰囲気を感じさせてくれるデザインが登場しています。
なかには人気漫画『鬼滅の刃』に登場するキャラクター「胡蝶しのぶ」の“聖地”となっている神社の御朱印も!今回は、蝶が美しい御朱印5選をご紹介します。
目次
季節ごとに変わる美しすぎる立体の蝶(東光院/大阪府)
1300年もの昔から「萩の寺」として有名な東光院。豊臣秀吉や徳川家康にゆかりのある仏像も安置されている歴史あるお寺です。
季節ごとに限定で登場する立体の蝶があしらわれた御朱印は、スワロフスキーが配置された豪華なもの!その中でもこの春に頒布されているのは、黄金の蝶と春の花々との彩りが美しい華やかな御朱印です。
ひとつひとつ手作業で作られているという丁寧な作りもたまりません。豪奢な御朱印にうっとりすること、間違いなしですね。
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桜色×紫の蝶が艶やか♪(鶴峯八幡宮/千葉県)
鎌倉の鶴岡八幡宮、館山の鶴谷八幡宮と並んで「関東三鶴」とも呼ばれ親しまれている市原市の鶴峯八幡宮。秋祭に行われる無形民俗文化財「十二座神楽」は、5時間ほどで12もの演目が見られるとあって毎年多くの見物客で賑わいます。
今年3月~4月の春詣の際にいただけるのが、紫の蝶が舞う御朱印。中央の社名は3月が萌黄色、4月は桜色で押印されます。ほかに4月の月替わり御朱印には、小湊鉄道沿いに咲く菜の花をモチーフにしたものも。4月の別名である「花残月」という御朱印の名前も雅やかですね。
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繊細な切り絵の蝶に心引かれる(札幌護国神社/北海道)
明治12年に創建した札幌護国神社の境内社である多賀神社。縁結びと延命長寿の神さまを祀っているそうです。
こちらでいただける御朱印の一つに枚数限定の季節の切り絵御朱印があります。繊細な絵柄は、一度目にしたら魅了されてしまうほど!春のデザインは「桜と蝶」ということで、ピンク色の台紙に美しい蝶が舞っています。
なくなり次第終了とのことで、確実にいただきたい方は参拝前にSNSに終了情報が載っていないかチェックを忘れずに。
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なんと刺繍入り!季節ごとに変わる柄も素敵(石清水八幡宮/京都府)
荘厳な社殿や門が国宝にも指定されている石清水八幡宮。日本三大八幡宮のひとつであり、現存する八幡造の本殿の中で最古かつ最大級の規模を誇ります。
平安時代に始まり毎年9月15日に行われる石清水祭は、国内数ある神社の中でも数少ない、天皇陛下からのお供え物を携えた勅使が直々に赴く祭典(勅祭)です。
こちらでいただくことができるのが、このお祭りでお供えされる特殊な12台の「御花神饌(おはなしんせん)」から、季節の花と生き物の組み合わせをモチーフにした刺繍御朱印です。3種類ずつが3か月ごと、四季替わりで用意されています。
3月~5月の春限定で頒布される御朱印のひとつが「桜と蝶」。愛らしい桜と艶やかな蝶の刺繍は、乙女心をくすぐる組み合わせですね。
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「胡蝶しのぶ」の産土神!?藤の花と蝶が美しい(瀧野川八幡神社/東京)
人気漫画『鬼滅の刃』に登場するキャラクター「胡蝶しのぶ」。彼女の出身地は、東京府北豊島郡滝野川村(北区滝野川)という設定になっています。こちらに鎮座する神社が、瀧野川八幡神社。周辺の神社はこの1社であり、滝野川出身者を守護する産土神(うぶすながみ)であることから、『鬼滅の刃』ファンにとっての聖地となっています。
神社は鎌倉時代頃から祀られていて、社殿の裏手には縄文後期の住居跡も残る歴史ある場所です。また、ご祭神は武神の品陀和氣命(ほんだわけのみこと=応神天皇)で、勝運のご利益があるといわれます。
こちらで4月末まで卯月の御朱印「春の境内」として頒布されているのが、藤棚の周りを蝶が舞う御朱印です。蝶は胡蝶しのぶのモチーフ。さらに藤の花は鬼の弱点で、胡蝶しのぶが鬼を殺す毒を作った花でもあります。『鬼滅の刃』ファンにとっては、見逃せない御朱印ですね!
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どの御朱印も、蝶が舞う風景が目の前に浮かんできそうなものばかり。春の参拝の思い出に、花々とともに暮らす蝶の御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。