マツログ

藤堂高虎と「津まつり」~武功の鬼・藤堂高虎~

作成日
更新日

三重県の前身・伊勢津藩の初代藩主である藤堂高虎。次々と主君を変えるものの藩主に上り詰めた生き様は地元で愛され、「津まつり」では「高虎時代絵巻」という武者行列も行われている。
築城の名手としても知られる高虎はどんな人物で、どんな行列だったのか? 歴史家・乃至政彦さんに高虎の強かさと魅力を伺いました(全2回)。

藤堂高虎の人気

藤堂高虎像

戦国時代から江戸時代までを生きた藤堂高虎は、少し前はあまり人気のある武士ではなかったらしい。豊臣秀吉が亡くなると、これを見限って徳川家康に味方して、天下取りの手助けをしたとする裏切り者のイメージが強かったからであろう。

高虎は、浅井長政、阿閉貞征、磯野員昌、織田信澄、羽柴秀長、豊臣秀吉、徳川家康と、主君を変えた人物として有名である。終身雇用制が当たり前 ...

続きを読む