埼玉・狭山の夏祭り
埼玉県の南西部で、入間川を挟むように位置する狭山市。市名の通り、狭山茶の生産地としても知られている土地です。この狭山市で毎年8月第一土日曜日に開催されているお祭りがあります。「入間川七夕まつり」です!なお4年ぶり通常開催となる2023年は、日付をずらして7月29、30日の二日間で開催となっています。
それでは狭山市の夏の風物詩、関東三大七夕まつりにも数えられる「入間川七夕まつり」の初日の様子をご紹介していきます!
110本の七夕飾りが彩る
入間川七夕まつりの会場は、狭山市駅からのびる桜坂や商店街の七夕通り等と、駅前の市街地を中心に開催されています。駅から出ると、早速七夕飾りが出迎えてくれました!
桜坂を下り商店街の七夕通りへとやってくると、通りの名前にもなっているようにずらっと七夕飾りが並びます。
とてもきれいな色彩豊かな七夕飾り。飾りのすぐ横へ露店が連なっているのも、お祭り気分を上げてくれますね!既に良い香りが辺りに漂っています。
武者絵の描かれた七夕飾りもありました。これは見応えがあります!
頭上すれすれまで吊り下がっている七夕飾り。これを抜けたら次はどんな飾りが来るのだろうと、ワクワクする演出です!
狭山市開催でありながら、入間川七夕まつりという祭り名が付いていますが、これには長い歴史が関係しています。実は入間川七夕まつりは、仙台七夕まつりに次ぐ全国でも二番目の歴史を持つ七夕まつりで、江戸末期には既に開催されていたと言われています。またこの地域は古く入間川村と呼ばれ、入間川沿いに並ぶ商店が七夕飾りを掲げていたんだとか。そのため狭山市となった後も、入間川の名称がお祭り名として残りました。かつては七夕まつりが終わると、飾りを入間川へ流す風習もあったそうですよ(清めや祓えの意味合いから)。
そんな入間川七夕まつりですが、人気の飾りが2008年に誕生したキャラクター「七夕の妖精おりぴぃ」です!耳の短冊と、虹色の吹き流しのマントがポイントになっています。
いろんなところでおりぴぃが飾られていました。一つ一つ、飾る人が手作りで作っているというのも入間川七夕まつりの特徴です。
地元の中学校の作品もありました。
裏通りにはガールスカウトや保育所連合での七夕飾りも。
こちらは幼稚園のものです。
どこまでも続く七夕飾りの道。一つずつ違う作りになっているので、その違いを見て歩くのも魅力です!
浴衣で参加している人も大勢いました。
お子さんも間近で七夕飾りが見れるのは思い出になりますね!
駅前広場には、願い事の書かれた短冊がたくさん並びます!
自分の書いた短冊を探す方が次から次へとやってきていました。
遊べる露店は天神様に
お祭りグルメの露店は七夕飾りと並ぶように出ていましたが、天満天神社の境内には遊べる露店が立ち並んでいます!
地元の子どもたちが続々と押し寄せ、射的に輪投げに的当て等で楽しんでいました。
そしてお化け屋敷まであるのです。「暗くなったら行こうよ」「え、怖い」、こんな会話もちらほら聞こえてきました!
夜には納涼花火大会も
初日の夜には、納涼花火大会も開催!今年は19時半から20時に行われました。花火の会場は少し移動して、広瀬橋近くの河川敷になります。
19時半になり、花火が打ち上がりました!
青、赤、緑と大輪の花が夜空に広がります!
入間川七夕まつりの納涼花火大会。30分に限られた開催ですが、初っ端から飛ばして打ち上げまくってます!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/acgocX0p6O
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) July 29, 2023
30分だけの花火大会ですが、次から次へとどんどん打ち上がっていって観客を湧かせていきますよ。
めちゃくちゃ大きな花火も上がります!
この花火はでかい!!#入間川七夕まつり #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/SKKeBU23Zh
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) July 29, 2023
クライマックスが近づいてきました。盛り上がりも最高潮を迎えます!
最後はこれでもかと打ち上げ、フィナーレとなりました!
入間川七夕まつりの納涼花火大会が、クライマックスを迎えました!最後にはたくさんの大きな花火が上がり、これはすごい!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/aEw2td9RMH
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) July 29, 2023
狭山市駅へのアクセス
・西武新宿駅から西武新宿線急行で50分、特急小江戸で37分
・本川越駅から西武新宿線で9分
入間川七夕まつりは本日7月30日も20時まで開催中です。ぜひお近くの方は七夕飾りを見に来てみてください!