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茨城県の伝統文化紹介シリーズ 「磯節を次世代に」茨城県ひたちなか市「磯節道場」にインタビュー

茨城県の伝統文化紹介シリーズ 「磯節を次世代に」茨城県ひたちなか市「磯節道場」にインタビュー

日本三大民謡の一つともいわれる「磯節」。茨城県大洗を中心とした海岸地方で歌われていた舟歌が、芸者さんの座敷歌となったものです。今では、伝統文化として地元の小中学校で学ばれる磯節。それを伝える「磯節道場」代表、谷井法童さんにお話を伺いました。

1.磯節を次世代に。「磯節道場」の活動

江戸時代から、大洗、那珂湊では、豪快な中にも情緒あふれる磯節が漁師たちの間で唄われていたと伝えられています。その後この唄が座敷唄となり、三味線の伴奏がつき、花柳界で盛んに唄われる格調高い民謡となりました。

「磯節道場」は、代表の谷井さんが、お父様にあたる初代谷井法童さんの遺志を継いで始められたものです。

一生涯を磯節を伝える活動に捧げ、「磯節の父」と呼ばれた初代谷井法童さん。明治~昭和期に活動した当時は、理解が得られず、大変苦労したそうです。というのも、「お座敷遊びの唄」と認識され、「昼間から三味線などの娯楽に身を置くとは」と批判的な見方をされたというのです。

しかし、仕事の傍ら、バス巡業などで活動をつづけ、その功績が認められ、国や県、民謡協会から数々の賞や感謝状を受けるようになりました。

昭和47年に初代が亡くなった後、昭和50年に磯節道場を創設。道場では、子供たちを育成し、未来に磯節を残していく活動をされています。毎週土曜日の練習に加え、グループホーム慰問など発表の機会も盛んです。

2.磯節道場の自慢は「各世代に広がる層の厚いメンバー」

子供たちへの継承を目的に結成された「磯節道場」。谷井さんが「これだけは自慢できる」というのが、「各世代のメンバーが揃っていること」と言います。

磯節は、日本三大民謡の一つといわれながらも、なかなか地元の人が関心を持たないというのが悩み。そして、多くの伝統芸能の団体は、少子高齢化、もしくは子供とシニア世代はいるが若い世代が抜けてしまう、という問題を抱えています。

しかし、「磯節道場」のメンバーは幼児から高校生まで幅広く、協力する保護者の層も厚いのが特徴。踊りだけでなく、礼儀も身に着けることができる道場は、世代を超えた人とお付き合い、人間育成の場となっているようです。

3.「伝統芸能に触れる環境を作ること」読者の皆さんに伝えたいこと

親しみを超えて「おじいちゃん」と呼ばれる谷井さん。伝統芸能やお祭りに興味を持つ読者の皆さんに伝えたいことを伺うと

「子供は、やらせてみればみんな好きになります。触れられる環境を大人が用意してあげられるかどうか、です。まず子供たちを道場に連れてきてください。受け入れ態勢は万全なので、きっと楽しんでもらえますよ。」と自信たっぷり。

人間的にも成長できる磯節道場で、伝統芸能の世界に飛び込んでみませんか?

written by
リエコ

リエコ

阿波踊りが大好きです。
古いものが好きすぎて、日舞や歌舞伎を見て、味噌やら醤油やら作って、もう自分が何歳かわかりません。
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