さいたま市の岩槻区は、1457年に太田道灌によって築かれたと伝わる岩槻城の城下町として発展しました。城郭として残るのは、黒門、裏門のみですが、新曲輪、鍛冶曲輪と呼ばれた出丸跡が、岩槻城址公園として整備されました。園内には約600本の桜が植樹され、例年3月下旬から4月上旬には薄紅色の花を咲かせます。毎年4月の第1土曜日と日曜日には、「岩槻城址公園桜まつり」が開催されています。
岩槻城址公園の最大の特徴は、中央で水を湛える菖蒲池の水面に、ギザギザを刻む八ツ橋が架けられていることです。朱塗りの橋が、周囲の桜の薄紅 ...