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神代植物公園菊花大会が開催!豊かな表情に仕立てられる個性的な菊

更新日:2021/11/25 obaq
神代植物公園菊花大会が開催!豊かな表情に仕立てられる個性的な菊

例年10月下旬から11月下旬に開催される「神代植物公園菊花大会」

秋に花を咲かせる菊は、高貴な花姿や気高い香りで邪気を払うと言われることがあります。古くから仏花や献花に利用されています。皇室の紋にも使われ日本を象徴する花の一つです。秋には各地で菊花展が行われます。東京都調布市の神代植物公園では、例年10月下旬から11月下旬に「神代植物公園菊花大会」が開催されています。2021年は10月29日~11月23日の期間で実施されました。

2021年の「神代植物公園菊花大会」のポスター

開園当初から始まり2021年は第61回

神代植物公園では1961年の開園当初から「神代植物公園菊花大会」が開催され、2021年で61回を数えます。菊の花の展示は正門前の広場を囲むテントで行われます。

菊花大会の会場となる正門前の広場

園芸の歴史が脈打つ古典菊など多種類の菊

菊は奈良時代に中国から伝わり、江戸時代に盛んに品種改良されました。「神代植物公園菊花大会」には主な古典菊が勢揃いします。各々の菊には日本の園芸の歴史が脈打っているようです。

古典菊の一種「江戸菊」

古典菊の一種「嵯峨菊」

古典菊の一種「伊勢菊」

古典菊の一種「肥後菊」

古典菊の一種「丁子菊」

古典菊は品種改良された地域が品種名となることが多いようですが、花姿に基づく分類も行われます。厚物は数多くの花弁が中心に向かってこんもりと盛り上がり、管物では花芯から直線的な管弁が放射状に広がります。

厚物の盆養

管物の盆養

豊かな表情に仕立てられる菊の花

一つ一つの花には異なる特徴があり魅力的ですが、仕立て方によって印象は大きく変わります。各種の菊の花がバランスよく寄り添い合い、豊かな表情が感じられることでしょう。

切花仕立てによる展示

だるま作り仕立てによる展示

だるま作り仕立てによる展示

だるま作り仕立てによる展示

福助作り仕立てによる展示

盆栽作り仕立てによる展示

盆栽作り仕立てによる展示

盆栽作り仕立てによる展示

大盆景仕立てによる展示

大盆景仕立てによる展示

大盆景仕立てによる展示

大盆景仕立てによる展示

懸崖仕立てによる展示

懸崖仕立てによる展示

テント展示の奥の植物会館前では、神代花車のオブジェが存在感を放っています。

植物会館前の神代花車のオブジェ

「神代植物公園菊花大会」では多角的に菊の魅力に触れることができますが、園内には多種多様の草木が栽培されています。公園の東には、かえで園が設けられ、「神代植物公園菊花大会」の開催期間の後半から徐々に紅葉に色づき始めます。

神代植物公園の東のかえで園

神代植物公園の東のかえで園

東京都調布市の神代植物公園では、開園当初の1961年から「神代植物公園菊花大会」が開催されています。古典菊をはじめ個性的な菊の花が表情豊かに仕立てられ、菊の花の魅力を再認識することができることでしょう。

祭り開催情報

名称 第63回神代植物公園菊花大会
開催場所 東京都調布市深大寺元町5-31-10
東京都立神代植物公園
開催日 2023年10月28日(土)~2023年11月19日(日)
9時30分~17時00分(最終入園は16時00分) ※最終日11月19日(日曜日)のみ、9時30分~16時00分まで ※毎週月曜日(祝日の場合は翌日)は休園日
関連サイト https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/h...
http://www.tokyo-park.or.jp/park/form...
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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