東京・神楽坂で2023年7月26日〜29日に「神楽坂まつり」が行われます。
前半の「ほおずき市」と後半の「阿波踊り」が見どころのこのお祭り。実に2019年以来4年ぶりの開催となります!この記事では、2019年の開催レポートとともに、2023年の開催情報をお届けします。
目次
浴衣の似合う街、神楽坂で楽しむ阿波踊り
夏本番!各地で盆踊り、阿波踊りが始まりましたね。
本場徳島だけでなく、関東でも大いに盛り上がる阿波踊りですが、中でも一二を争うお洒落エリアで観覧できる阿波踊りが、「神楽坂阿波踊り大会」。
普段は踊る阿呆の私も、今日は見る阿呆で楽しんできました!
神楽坂阿波踊り大会とは?
毘沙門天を中心に南北に延びる神楽坂通り。毎年7月末の水、木、金、土曜日に「神楽坂まつり」が開催されます。
前半の水曜、木曜は「ほおずき市」。縁日やほおずき販売が行われるほか、和太鼓や神楽などを見ることができます。
そして後半の金曜、土曜が神楽坂阿波踊り大会。1972年に始まり、50年近い歴史を持つお祭りなのです。
神楽坂阿波踊り大会の魅力①ロケーション最高
神楽坂といえば、毘沙門天、赤城神社、そして芸者さんのいる料亭、そしておいしいフレンチの味わえるビストロなど、大人のお洒落エリアとして知られます。そんな街で行われる阿波踊りは、ロケーション抜群。街を彩る提灯、ワインや美味しいおつまみを販売するお店など、始まる前からワクワクします。
人出も適度で、歩道もまずまずの広さがあるので、お沿道で無理なく座って見ることができます。お店も多く、食べ物飲み物の買い出し、お手洗いの心配もありません。これは嬉しいですね!
神楽坂阿波踊り大会の魅力②時間設定が絶妙
神楽坂阿波踊りのスタート時間は、ちょっと遅めの19:00。しかも、首都圏の多くの阿波踊り大会が土日に行われるのに対し、神楽坂は金土の開催。都心でアクセスも便利。
つまり、お仕事帰りによることができるのです。阿波踊りを見て、帰りに一杯飲んで帰っても、翌日はまだ週末。大人のお祭りを楽しむのにぴったりな設定になっているのです。
神楽坂阿波踊り大会の魅力③浴衣サービスがある
神楽坂ではNPO法人「粋なまちづくり倶楽部」が中心になり、浴衣で楽しむ街歩きを推進しています。一部店舗では浴衣を着て買い物・飲食をすると特別サービスを受けられるお店もあります。
前述のように開始時間が遅めなので、余裕があれば浴衣に着替えてお祭りに来ることもできるのです。
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神楽坂阿波踊り大会の魅力④坂が尋常じゃない!
さて、ここからは、踊る阿呆目線の紹介。神楽坂、お洒落よね。ちょっと待って!これが踊り手にとっては、地獄のような厳しさなのです。
神楽坂阿波踊りのルートは、毘沙門天を中心として、飯田橋駅周辺と、神楽坂駅の2か所からスタート。何で2方向からスタート?それは・・・・。
坂が尋常じゃないからです。
阿波踊りは、とってもハードな踊り。手をひらひらさせる様子を思い浮かべる方も多いかと思いますが、男性は超低姿勢で、女踊りも前傾姿勢で木の下駄を履いて踊る。生演奏なので、大太鼓も抱えています。これが下り坂だと、もう、全体重が楽器や鼻緒にかかる。なので、下りはとっても無理。
かと言って、上り坂だってきつい。重力がいつもの倍になってかかってきます。その坂を涼しい顔して踊る、美しい踊り子たち。ああ、泣けてきます!
お祭り関係者の皆さん、坂のある街で阿波踊りとか、お洒落だからってやっちゃいけません!でも、それが、ほとんどドMの阿波オドラーの心をくすぐるのです。
神楽坂阿波踊り大会の魅力⑤地元連が元気!
神楽坂阿波おどりを彩るのは、元気な地元連。
まずは一番勢力の大きいかぐら連。人数も多く大迫力です。
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東京神楽坂連
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そして、会場のボルテージがわっと上がったのが「なにがし連」。観客の「待ってました!」の声が聞こえるようでした。結成10年の若い連ながら、その勢い、踊るのが楽しくて仕方がない様子がビリビリ伝わってきました。
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衣装がダントツに可愛い。よく見ると鳴り物さんの帯が全員違う。これも神楽坂らしく、粋でかっこいいな~と、感動しました。
神楽坂阿波踊り大会の魅力⑥コッソリ隠れている、鳴り物連(れん)
地元有志の連以外に、区役所や病院、郵便局などの企業連も。終業後にみんなで阿波踊り練習したら、絶対楽しい!その後のビールも絶対美味しい!いいチームができそう。そんな気持ちにさせてくれるパワーあふれる演舞でした。
ジーっと見て見ると、あれ?鳴り物さんの衣装、違う連の名前が書いてある。そうです、彼らは高円寺の阿波踊り連からのヘルプ部隊。阿波踊りの魅力は誰でも気軽に始められるところですが、鳴り物さんは通年の練習がないとできません。そこで、企業連を盛り上げるために駆けつけているのです。
ところが、お祭り終盤になると、さっきまで笛や太鼓を鳴らしていた人たちが、
浴衣の裾を絡げて
華麗に踊り始めた!
何と、踊って楽器も演奏できる、マルチプレイヤー。カッコいい~!!惚れてまうがな!
そんなマニアックな楽しみ方もできるのが、神楽坂阿波踊りなのです。
神楽坂阿波踊り大会の魅力⑦一緒に踊れる!
20:30を過ぎると、流し踊りはストップ。道路で組踊が始まります。
そして、ここが一番のおススメポイント!一緒に踊れるんです。
本場徳島では音楽が鳴ればだれでも踊り出すような文化が根付いていますが、首都圏では事情が違います。お客様の層もまちまち、交通規制や騒音問題などにより、なかなか飛び入り参加ができないのが悲しいところなのですが、ここ神楽坂では組踊の最後に好きな連に混ざって踊れる!
この時間を待ちわびていた、私と阿波踊り仲間たち。もちろん、踊ってきました!
踊り方を知らなくても全然問題ありません。手を挙げて、足を運べば阿波踊り。ビートに合わせて乗ってしまえばいいのです。ヤットサー!
さあ、お祭りも終わり。見て、踊って、汗をかいたら、神楽坂界隈のお洒落なお店へ。キンキンに冷えたビールは最高ですよ!
そんなパーフェクトコースが用意されている神楽坂阿波踊り。美しい街並みに映えるお祭りを、ぜひ体験してみてください。
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2023年開催情報!
第49回神楽坂まつり
開催日:
ほおずき市 7月26日・27日 17:00~21:00
阿波踊り大会 7月28日・29日 19:00~21:00
アクセス:JR中央総武線、南北線、有楽町線、大江戸線「飯田橋駅」下車、または東西線「神楽坂駅」下車