今年も7月6〜8日の3日間、豊島区雑司ヶ谷の鬼子母神で恒例の「夏市」が開催されます!
豊かな森の中に佇む鬼子母神境内で行われるこの催しは、昔ながらの夏祭りの雰囲気を味わえるお祭りです。定番のお祭フードやくじ引き、ヨーヨー釣りなど大人は懐かしく、子供にとっては新鮮なグルメと遊びが楽しめます。
この記事では2022年の開催レポートとともに、2023年の最新情報をお届けします。
雑司ヶ谷の鬼子母神
東京の豊島区雑司が谷にある鬼子母神(正式には”鬼”の上の点がない字体)。戦国時代の1578年(天正6年)に建立された、歴史あるお堂です。この鬼子母神の夏の風物詩として行われているお祭りが「夏市」!毎年7月6,7,8日の三日間で開催されているのですが、なんと今年(※編集部注2022年)は土日の9,10日まで延長しての開催。さらに3年ぶりに行われるとのことで、待望の夏市となります!
2022年のお祭りの様子をご紹介すべく、会場となる鬼子母神へとやってきました。唐破風の見事な建物は、1664(寛文4)年に建立されたもので見応えがあります。お祭りの開催に合わせて飾られた、町会の提灯も良いですね!
まずはお堂にお参りを行いましょう。彫り物も見事ですので、合わせてご覧ください!
鬼子母神の詳細はこちらの通りです。
お参りを済ませお堂から振り返ると、境内いっぱいに広がっている屋台街!縁日の要素のある、夏市の世界へ飛び込んでいきましょう!
お祭りグルメがたまらない!
夏市の主役と言える屋台の数々。境内を歩くと、至る所からおいしそうな香りが漂ってきてたまりません!どのようなお祭りグルメが並んでいるのかチェックしていきます!
まずは、お祭りグルメには欠かせない焼きそば!ソースの香ばしい匂いを漂わせながら、鉄板で焼かれていました。
たこ焼きもあると食べたくなっちゃいますよね!くるくるっと焼かれていく様は芸術のようです。
鮎の塩焼きも、焼き上がりの良い香りを発していてそそられます!
夏と言うことで、冷ややかな雰囲気を味わえる水あめの提供もありました。見ているだけでも冷んやり気分を味わえますね!
他にもかき氷、ポテトなど、いろんなお祭りグルメを楽しめるのも魅力です!
遊べる屋台も!
お祭りグルメを堪能したら、遊べる屋台も探してみましょう!こちらは夏市のポスターにも毎年紹介されている、金魚すくいの屋台です!
輪投げもありました!お目当ての賞品に、うまく輪をかけることができるでしょうか。
続いては射的です!欲しいもの目掛けて、ついつい熱中してしまいますよね。
お次は流れる水が涼やかな、スーパーボールすくい!
そしてキラキラした賞品が目を惹く、宝石すくいまでありました。ここで手に入れたものは、夏の思い出の宝物になりますね!
境内を埋め尽くす屋台街は、夏を楽しませてくれる風情があります。
屋台のオープン時間は特段公表されてはいませんが、早い屋台は10時頃に開きはじめて21時過ぎ頃まで開いているとのことです。ぜひお目当ての屋台を探して、鬼子母神の境内を歩いてみてください!
また鬼子母神のお堂には、夏市の札のかかった朝顔が飾られていて見どころです!
そしてお堂の寺務所では、鬼子母神名物の「すすきみみずく」が提供されており要チェックですよ!すすきでみみずくが象られ、安産や子育て、健康のお守りとして知られる縁起物で、かわいらしいフォルムには愛着がわいてきて必見です。
「すすきみみずく」は東京・雑司ヶ谷の郷土玩具。鬼子母神のお告げにより作られたと伝わります。安産・子育ての祈りが込められた玩具ですが、ミミズクに疱瘡除けの信仰も集まったことから、疫病除けも願われました。おめめパッチリ。(た) pic.twitter.com/xRI7kDJxtB
— 大阪歴史博物館 (@naniwarekihaku) June 11, 2021
アクセス
JR 目白駅より徒歩10分。
東京メトロ副都心線 雑司が谷駅、都電荒川線 鬼子母神前駅より徒歩3分。
雑司ヶ谷の夏の風物詩の鬼子母神「夏市」。本日も開催中ですので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください!
2023年の開催情報!
【日時】
2023年7月6日(木)〜8日(土)
屋台は例年11時〜21時ごろ
【場所】
鬼子母神境内(東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20)
【アクセス】
池袋駅東口から徒歩15分
目白駅から徒歩15分
都電荒川線(三ノ輪・早稲田間)「鬼子母神前」下車
東京メトロ副都心線「雑司が谷」下車 徒歩5分