お祭りの舞台は「桑名城」
三重県北部に位置し、愛知県・岐阜県との県境の街である桑名市。江戸時代には、桑名藩11万石の城下町として、また東海道42番目の宿場町として大きく栄えてきた土地です!特に桑名から尾張(現在の愛知県)の熱田までの道のりは東海道唯一の海路で難所とされ、多くの方が桑名で宿泊し旅支度をしていました。
この桑名のシンボルである桑名城で、毎年6月に行われているお祭りがあります。九華公園花菖蒲まつりです!
4000株、3系統の花菖蒲が咲く
桑名城内にカラフルな花菖蒲が咲く、九華公園花菖蒲まつり!城内は現存する堀で曲輪が分けられており、本丸をはじめ3つの菖蒲園に花菖蒲が咲き誇っています!外郭の曲輪から、本丸の花菖蒲が眺められました!
本丸へ行く前に、違う菖蒲園を発見!こちらでは花菖蒲の種類が分かるように植えられています。このお祭りで見ることができる花菖蒲は、伊勢系・肥後系・江戸系の3系統で4000株!様々な種類、たくさんの花菖蒲が一辺に見られるのは嬉しいですね!
堀を固める石垣と、花菖蒲の競演です!
こちらは青々と咲く花菖蒲。種類によって色付きや筋の入り方などが違うので、お好みの花菖蒲を見つけるのも良いかもしれません!
次の菖蒲園へとやってきました!花菖蒲が絨毯のように、一面に広がって咲いています!
青、紫、白と混ざり合って咲き美しいです!
たくさんの花菖蒲が咲いていますが、一輪に注目するのも良いですよ!花の咲き方が少しずつ違い、見応えがあります。
いざ、本丸へ!(菖蒲園あり)
さあ、堀越しに見えていた本丸の菖蒲園へも行きましょう!本丸へは朱色の橋を渡って向かえます。
なんと、お堀の中にはミドリガメがいました!運が良ければ出会えるかも!?
本丸の菖蒲園へ到着です!こちらは青系の花菖蒲が咲き乱れていました!奥の橋とのコントラストがなんともきれいです!
菖蒲園の他、本丸には遊具や野球場、神社などが存在しています。花菖蒲を見た後に、お子さんと遊んだりゆっくりできるスペースになっています!
こちらは本丸にある鎮国守国神社。1919年(大正8年)に築造された拝殿は重厚感があり見どころです。また5月上旬に行われる、金魚神輿が出る金魚まつりで有名な場所でもあります!
神社の横には、大きな石で作られた天守台跡も現存していますので、お城好きの方はぜひチェックしてみてください!
桑名名物のハマグリが旬!
お祭りを見に桑名へ来たら、桑名グルメも体験していきましょう!桑名の名物と言えば、ハマグリ!しかも、九華公園花菖蒲まつりの時期にちょうど旬を迎えているのです!と言うことでご紹介するのがこちら、旧東海道沿いにお店を構えるうどん屋「歌行燈」さんです!
歌行燈さんでは、焼き蛤や蛤天ぷらが食べられるのはもちろんですが、特におすすめしたいのがこの「蛤うどん」です!蛤の旨みがスープに溶け込み、麺と絡んで美味です!そしてぷっくりとした蛤の身。上に置かれた木の芽の香りと共に、たまりません!お好みで唐辛子も入れて、桑名ならではの一杯をお楽しみください!
2021年は6月1日から15日で行われている九華公園花菖蒲まつり。桑名城や旧東海道の街並みが残る城下町の散策と合わせて、ぜひ来てみてください!
アクセス
お車の場合、名古屋駅より東名阪自動車道経由で40分弱。有料駐車場あり。
電車の場合、桑名駅(JR・近鉄・養老鉄道)から徒歩20分弱。もしくは桑名駅から市内A循環バスに乗り、本町下車で徒歩5分。