日本の各地には城を中心として発展した都市が数多くあります。江戸時代には国内に200近くの城が存在しましたが、明治時代以降に次々に失われ現在、天守が残っているのは12しかありません。愛媛県松山市の中心に聳え立つ松山城の天守は、現存12天守の一つです。標高約130メートルの勝山の中に、櫓や門など21棟の建造物が残されています。本丸を見上げる二之丸跡は、二之丸史跡庭園が整備されています。園内は例年11月中旬から下旬にかけて紅葉で彩られます。2020年には11月20、21、22、27、28日の5日間、「二之丸光の庭園」が開催され、夜間のライトアップが行われました。