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2023年靖国神社【みたままつり】は7月13日から!「納涼民踊のつどい」は東京を代表する盆踊り

2023/7/5
2023/7/5
2023年靖国神社【みたままつり】は7月13日から!「納涼民踊のつどい」は東京を代表する盆踊り

2023年も7月13日〜16日の4日間の日程で、東京・九段の靖國神社で「みたままつり」が開催されます。ひと夏で1000件も行われるという東京の盆踊りの中でも、みたままつりの盆踊りは屈指の規模。

盆オドラー・大ちゃんこと佐藤智彦さんのレポートと合わせ、2023年の開催情報をお届けします!ぜひお出かけの参考にしてください。

靖国神社に集い踊る!東京を代表する盆踊り

都内では実に多くの盆踊り大会が開催されるが、中でも7月中旬の集中具合は驚愕に値する。
足を運ぶべき盆踊りに頭を悩ませるこの時期、最も規模が大きく、盆オドラーなら避けて通ることのできない大会が【みたままつり納涼民踊のつどい】である。
都内からはもちろん、各地からも踊り好きの面々が集うほど、まさに東京の盆踊りの見本ともいえる存在である。
果たしてその魅力とは、一体?

シーズン前半最大の山場!盆オドラー参加必須、靖国神社の盆踊り

靖国神社境内・大村益次郎銅像を囲むように設けられる踊り場靖国神社境内・大村益次郎銅像を囲むように設けられる踊り場

毎年6月13日に日枝神社での【山王音頭と民踊大会】で開幕する東京の盆踊りシーズン。通常であれば、その後6月下旬に外苑前の秩父宮ラグビー場駐車場で開催の【郡上おどりin青山】、7月6日から8日の【入谷朝顔音頭踊り大会】と続くが、まだこの時期の開催はまばらである。

日が長い時節、空が明るい内から踊りが開始となる日が長い時節、空が明るい内から踊りが開始となる

しかし東京の盆である7月15日付近になると、同時多発的に数多くの盆踊りが集中し、シーズン前半第一の山場となる。盆オドラーにとっては、ハシゴも辞さない慌ただしい毎日に突入する訳だが、中でも誰もが欠かせない踊り場といえば、靖国神社での【みたままつり納涼民踊のつどい】で間違いない。

広い踊り場で初心者も安心!ベテラン盆オドラーも参加せずにいられない

九段下駅から大鳥居まで、大変な人の数となる九段下駅から大鳥居まで、大変な人の数となる

毎年多くの参拝者で賑わう【みたままつり】は、昭和22年(1947年)以降、都心の夏の風物詩として親しまれている。
九段下側大鳥居から入ると、目に飛び込んでくるのは、光の道ともいえる提灯の灯り。
境内には大小3万個を超える献灯や懸(かけ)ぼんぼり、献句ぼんぼりが掲げられ、祭りのムードを高めている。

神輿振りや青森ねぶた・阿波踊り・江戸芸かっぽれなど、様々な奉納行事も行われる神輿振りや青森ねぶた・阿波踊り・江戸芸かっぽれなど、様々な奉納行事も行われる

本殿では毎夜、神霊を慰める祭儀が執り行われ、奉納和太鼓、奉納歌謡公演、神輿振り、青森ねぶた、阿波踊り、江戸芸かっぽれなど、さまざまな奉納芸能が繰り広げられるのだ。

参道を進む大妻女子大学の女神輿参道を進む大妻女子大学の女神輿

その中でも誰もが楽しめる盆踊りが【みたままつり納涼民踊のつどい】だ。
参道の中央、大村益次郎銅像付近で開催される。

踊り場は広く余裕があり、初心者でも祭り気分を楽しみながら気軽に参加できるのが特徴だ。
しかしベテラン盆オドラーでも毎年参加せずにいられないのは、その雰囲気だけでなく、良質な曲の魅力に理由があるのだ。

定番曲から地方の民謡、そしてその年の新曲まで。バラエティ豊かな選曲に感動!

3万個もの光り輝く提灯が彩る、みたままつりならではの風景3万個もの光り輝く提灯が彩る、みたままつりならではの風景

【みたままつり納涼民踊のつどい】は4日間の開催となり、日によって異なるセットリストも気になるところだ。

ご当地曲の《千代田踊り》や《東京音頭》《炭坑節》《大東京音頭》《八木節》といったメジャー曲をはじめ、《銀座カンカン娘》や《ゆかた音頭》《鞠と殿さま》《にっぽんチャチャチャ》《花火音頭》など定番曲も多い。

境内に溢れる祭り感に、盆踊り熱も一段と上がるというもの境内に溢れる祭り感に、盆踊り熱も一段と上がるというもの

また、《郡上節(かわさき)》や《ソーラン節》《北海盆唄》などの民謡も多く、《お江戸日本橋》や《常磐炭鉱節》《花笠踊り(《花笠音頭》に間奏部の振り付けが加わったもの)》など、他では踊る機会の少ない曲も多い。

さらには新旧のビクターナンバーや、昔からお子さま向けに親しまれている《オバQ音頭》などもラインナップ。
まさにツボを得た曲の数々は、4日間通い続けても飽きない魅力である。

【みたままつり納涼民踊のつどい】に参加するなら、知っておきたいワンポイント情報

踊り場の広さや踊りやすさもさることながら、曲の素晴らしさが盆オドラーを魅了する踊り場の広さや踊りやすさもさることながら、曲の素晴らしさが盆オドラーを魅了する

以前参道に露店が出店されていた頃ほどではないが、境内はもちろん、最寄駅である九段下駅構内から大変な混雑となり、場合によっては身動きが取れないこともある。
時間には余裕をもって臨みたい。

神輿やねぶたなどの奉納行事も同時に開催されるため、状況によって踊りを中断することがある。

また、2018年に露店が復活。広くなった踊り場の周囲に出店されるようになったものの、境内では飲酒が禁止となった。
酒類の販売がないことはもちろん、持ち込みも禁止なので留意されたし。

日が落ちて夜の帳が下りる頃、幻想的な雰囲気とともに、ますます冴える盆踊りムード日が落ちて夜の帳が下りる頃、幻想的な雰囲気とともに、ますます冴える盆踊りムード

踊りの最中、一般の方が櫓に上れる時間も設けられている。
ただし突然滅多に踊られない過去の曲がかかる場合もあるが、櫓好きの方には見逃せない機会だろう。

華やかな祭りのムードを堪能しつつ、ぜひ思う存分、踊りの世界に浸るべし!

盆ボヤージュ!

2023年の開催情報!

【日時】

2023年7月13日(木)〜16日(日)

【場所】

靖國神社(東京都千代田区九段北3丁目1−1)

<主な催し>

夜間中庭参拝

日時:2023年7月13日~7月16日17:45~21:10
玉串料:1000円/1人 ※小学生以下無料
受付:拝殿前参道脇
※先着5000名に、授与品「こすずまもり」用意

7月13日(木)
11:30 江戸芸かっぽれ
18:40 吹奏楽団パレード
19:00 日本歌手協会有志 奉納歌謡公演
20:30 崇教真光青年隊平成五色太鼓

7月15日(土)
15:30 江戸芸かっぽれ
18:30 みこし振り
19:00 つのだ☆ひろ 奉納特別野外コンサート
20:00 阿波踊り

7月16日(日)
18:30 みこし振り
20:00 青森ねぶた

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