神奈川(特に県央エリア)のシンボルとして知られる「大山」。登山スポットとしても有名ですが、実はこの大山の一帯は豆腐どころとしても知られ、神奈川県のスーパーには大山産のとうふが必ずあると言っても過言ではありません。
この大山では毎年3月の中旬に「大山とうふまつり」が行われ、たくさんの来場者が訪れてとうふ料理に舌鼓を打ちます。
巨大な鍋で作る湯豆腐の「仙人鍋」はなんと無料振る舞い。とうふ早食い選手権や豆腐の手作り体験、伝統文化と豆腐料理を合わせて楽しめる「食談」など、見所が満載の大山とうふまつり。訪れた方々のSNS投稿と合わせて魅力をご紹介します!
※新型コロナウィルスの影響により2020年の開催は翌年に延期となりました。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。 2020年2月27日 編集部更新)
湯豆腐を無料で振る舞う仙人鍋
大山とうふまつり最大の見所とも言えるのが、巨大な鍋で湯豆腐を振る舞う「仙人鍋」です。春とは言えまだまだ寒いこの時期には嬉しいですよね。丹沢の自然の中で楽しむ熱々の湯豆腐、あなたも味わってみませんか?
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美味しそうな豆腐料理の数々が!
仙人鍋だけでなく、大山のふもとで営業する旅館や料亭、お土産屋などでもとうふ料理の割引などが行われます。お豆腐やおからの振る舞いも!
豚汁のサービスも!
今週の土・日、『大山とうふまつり』が開催されます⛰直径4mの鍋で作る仙人鍋やお豆腐早喰い大会などのイベントに加え、大山の沢山の店舗が様々なサービスでお祭りを盛り上げます!(画像は伊勢原観光協会HPから) 当店は豚汁サービス!🍲
皆様のお越しをお待ちしております✨#大山とうふまつり #大山 pic.twitter.com/638iwHC8Cq— 大山とん勝中村屋 Oyama Tonkatsu Nakamura-ya (@tonkatsu_oyama) 2019年3月14日
普段から豆腐料理を楽しむことができます。
大山とうふまつりはメディアでも話題!
TBSなどでも報道されたので、目にした方も多いのではないでしょうか。地元テレビ局も含め、毎年ニュースで取りあげられますね。
神奈川・伊勢原市で恒例の「大山とうふまつり」 https://t.co/CX8OhzpRtN #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) 2019年3月16日
4メートル鍋で湯豆腐を 「大山とうふまつり」17日まで https://t.co/cZ4HQQmKRH
— 47NEWS (@47news_official) 2019年3月16日
なんで大山は豆腐料理が有名なの?
大山でとうふ料理が名物となった経緯には諸説がありますが、「大山阿夫利神社の参拝客に振る舞うのに保存がきく豆腐が最適だった」、「水質が良く、豆腐作りに向いていた」、「修行僧などが食べ慣れた精進料理だった」などが有力とのこと。江戸時代に大山の参詣客が増えると共に参道が整備され、一泊二食付きの「旅籠」の増加に合わせて豆腐料理も広まったとされています。
大山の歴史は紀元前に遡り、2000年以上に渡ってこの地を見守ってきました。今でも参道には趣のある建築物が多く、歩いているだけでも楽しめるエリアとなっています。
大山とうふまつりへのアクセス情報
大山とうふまつりが開催されるのは大山阿夫利神社の参道を中心としたふもとエリア一帯です。
公共交通機関ですと、小田急小田原線「伊勢原」駅よりバスで30分ほど。マイカーで来られる方は、大山小学校の校庭が臨時駐車場として解放されますので、こちらをご利用ください。大山小学校から会場まではシャトルバスが運行されています。
食卓におなじみの豆腐ですが、本格的な豆腐料理を楽しむと、その奥深さが分かる気がしませんか?
湯豆腐や冷奴での一杯もいいですが、ざるどうふ、田楽、厚揚げ、おでんetc…バリエーションは無限大ですね。
大山とうふまつりは2020年3月14日(土)〜15日(日)の開催となりますので、この機会にぜひ大山豆腐を味わってみてくださいね!
※新型コロナウィルスの影響により2020年の開催は翌年に延期となりました