青梅大祭(おうめたいさい)は、毎年5月2~3日にかけて東京都青梅市で開催されるお祭りです。江戸時代末期から同地に伝わる歴史ある、山車の競演や美しい人形など、見所たっぷりのお祭りですが、2023年は実に4年ぶりに5月2日(火)、3日(水祝)の日程で開催されます。
ここからは、2019年の現地レポートとあわせて、2023年の開催情報をご紹介します。現地に足を運ばれる際に、ぜひお役立てください!
青梅大祭の歴史
青梅大祭の歴史は古く、江戸時代末期には既に行われていたとされています。ただ当時は、旧暦の3月28日に行われていたそうです。現在では、総勢12台の山車が登場し、青梅市を練り歩くのですが、例年10万人を超える来場者がある大規模なお祭りになります。
View this post on Instagram
青梅大祭 😊 住吉神社 ♡ #makikobear #ハンドメイド#ブログ #青梅大祭 #青梅市 #住吉神社 #山車 #お囃子 #つぶあんカフェ #イマタマ
青梅大祭の見どころ~山車の競演~
青梅大祭は5月2日が宵宮祭り、5月3日が本祭りですが、その本祭りに12町の山車が青梅路を巡行します。中でも、午後4時20分頃から始まる山車の競演は見ものです。この山車の競演とは、山車と山車が行きかうときに起こる競り合いのことです。
青梅大祭の見どころ~山車の人形の美しさ~
青梅市の12町の山車の人形と衣装などのうち、5町の人形と衣装などは、「青梅市指定有形民俗文化財」に指定されているほど、素晴らしいものです。例えば、住江町の山車の人形は、神功皇后の出陣姿を表したもので、江戸の名人形師の一人とされる仲秀英の作です。また、仲町の男装で舞う静御前の姿は、江戸末期、松雲斎徳山の作とされています。このように、青梅市の山車の人形の芸術性は非常に高いです。
View this post on Instagram
青梅祭りと祭りで呑んだ日本酒です! #東京都#青梅市#青梅大祭#住吉神社#武内宿禰#神功皇后#静御前#日本酒#澤乃井#久礼#豊久仁#明日の日本を語る酒#美味しかった
青梅大祭の見どころ~山車の美しさ~
人形の美しさもさることながら、山車の豪華絢爛さも素晴らしいものがあります。例えば、上町の山車は、江戸時代の制作と推定される古風な三輪の山車です。一方、勝沼町の山車は、鳳凰に龍、麒麟に唐子など、山車全体に施された彫り物は素晴らしいのひと言です。爽やかで過ごしやすい初夏の日を動く芸術作品の山車の美の競演を観に行ってみませんか。
2023年 青梅大祭の基本情報
・開催日時:2023年5月2日(火)~3日(水祝)
5月2日(宵宮祭り)=正午から午後10時
5月3日(本祭り)=午前9時から午後10時
・開催場所:JR青梅駅前 旧青梅街道など
・アクセス:JR青梅駅 下車すぐ
・駐車場:なし(付近に有料駐車場あり)
・・・
トップ画像:湖の国の王子さんの作品”Ome-Festival-Seriai” を CC 表示-継承 3.0ライセンスのもと引用しています