京都洛西の地にある大原野神社。この大原野では天皇や貴族が鷹狩をしていたという土地です。
桓武天皇が長岡京遷都の際に奈良 春日大社の祭神を分祀したことから「京春日」「京の春日さん」とも呼ばれています。現在も境内の大きな絵馬や授与品などにも鹿の絵が描かれており、みどころは狛犬ならぬ狛鹿です。
また源氏物語の作者である紫式部はこの大原野を愛し、大原野神社を氏神としていました。源氏物語二十九帖「行幸(みゆき)」の巻には冷泉帝の雅で美しい行列が大原野へ向かう姿も記しています。
大原野神社の境内にはソメイヨシノも咲きますが、その中でも貴重な桜は「千眼桜(せんがんさくら)」。
満開になるのが三日ほどしかなく、満開を見ることが難しい ...