醤油醸造組合の頭取が開園した清水公園で開催される梅まつり
千葉県野田市では16世紀頃から醤油の醸造が行われるようになりました。1772年に創業した柏屋は野田の醤油醸造をリードし、5代目の茂木柏衛は野田醤油醸造組合を組織し頭取を務めました。茂木柏衛は産業ばかりではなく地域社会にも大きく貢献し、1894年には清水公園を開園しました。28万平方メートルの広大な敷地内には梅園が設けられ、例年2月中旬から3月上旬にかけて初春の色彩に彩られます。2020年には2月15日~3月8日に「清水公園梅まつり」が開催されました。
東武アーバンパークラインの清水公園駅から西に約500メートル進めば清水公園の入口です。入口の広場には売店やカフェが設けられ、売店では野田の醤油を使った野田せんべいを販売しています。
約100本の梅が並木を作る梅園
入口から遊歩道をまっすぐ西に向かうと右手に梅園が広がります。
梅園は約100本の梅が約200メートルの並木を作っています。梅園には人々の姿が絶えることはありませんが、身動きができなくなる程混み合うことはないので、落ち着いた雰囲気で梅の花を楽しむことができます。
まつりの期間中には休日を中心に梅園の中央に梅見茶屋が設けられ、梅の香りが漂う中、抹茶や甘酒を味わうことができます。
広々とした敷地内に設けられる多種多様の施設
清水公園の梅園の規模は大きくはないので、物足りなさ感じる人もいるかもしれません。ところが、清水公園には広々とした敷地内に多種多様の施設が設けられています。フィールドアスレチックは約100ポイントの設備をもち日本最大級の規模をもっています。特に池の上の水上コースはとても人気があります。他にもポニー牧場や、マス釣り場、キャンプ場などがあり、観梅にプラスアルファの楽しみを加えることができます。
醤油醸造組合の頭取が開園した清水公園には梅園が設けられ、例年2月中旬から3月上旬にかけて初春の色彩に彩られます。梅園の規模は約100本、約200メートルです。混み合うことはないので、落ち着いて梅の花を楽しむことができます。