毎年霜月(旧暦の11月)に行われていたことから「霜月神楽」や「霜月祭り」と呼ばれている行事をご存知でしょうか?
現代でも11月に開催する所もあれば、旧暦を新暦に当てはめると1か月ほど遅れるため12月以降に開催する所もありますが、今でもこの行事を行う所は日本の各地に存在しています。
霜月神楽の内容は場所によって様々ですが、共通する特徴は「湯立(ゆだて)」という神事と「神楽」が組み合わされていること。この記事では、そんな霜月神楽がどんな民俗芸能なのかをじっくり解説し、代表的な霜月神楽についてもご紹介します。
まずは、霜月神楽の中で行われている「湯立」について解説しましょう。
湯立とは、時折、神社の境内でも見かけることのできる神事の一種です。お湯 ...