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七夕風鈴の音色を楽しもう!暑さを和らげる風鈴まつり7選

2021/7/3
2021/7/4
七夕風鈴の音色を楽しもう!暑さを和らげる風鈴まつり7選

夏の暑さが強くなり始める七夕の時期になると、涼しさを感じさせる風鈴が吊り下がっているのをよく見かけるようになります。

どこからともなく聞こえてくる風鈴の軽やかな音色に魅了される人も沢山いることでしょう。

この記事では、暑さを和らげる風鈴にスポットを当てている、ちょっと変わったお祭りをご紹介します。

鈴の音に涼しさあり!涼を感じさせる風鈴まつりを7つご紹介

「チリンチリン」という軽やかな音で、夏のさなかにも涼しさを感じさせてくれる風鈴。本格的な暑さが身にこたえはじめる七夕シーズンには、風鈴にまつわるお祭りが多数開催されます。

ここからは、夏の暑さの中でも涼しさを感じられる風鈴まつりを7つ紹介しましょう。

※例年のお祭りの内容を参考にご紹介しています。コロナ禍では規模や内容を縮小・変更、または中止の場合もあるため、詳しくは主催者からの情報をご確認ください。

世界中の風鈴が集結!見所満載の五泉八幡宮「七夕風鈴祭・天の川巡り」

五泉八幡宮は、元慶3年(西暦879年)、新潟県五泉市に創建されたと伝えられる由緒ある八幡宮です。
「七夕風鈴祭・天の川巡り」は五泉八幡宮で毎年開催され、クリスタルガラス製の「五泉八幡風鈴」をはじめ、日本だけでなく世界中から約3000個の風鈴が奉納されます。

風鈴には古くから、神(風)が揺れ動く音が罪や穢れを祓い、心の眼を豊かにするという言い伝えがあり、短冊に願い事や日頃の感謝を書いて吊り下げる風習があります。

七夕風鈴祭の夕刻には、イルミネーションを天の川に見立てたイベントが行われます。灯かりは織物の姫神をまつる末社への参道を綺麗に照らし出し、参拝者を神秘的な杜にいざなってくれるでしょう。

三つのお寺で涼のおもてなし 遠州三山「風鈴まつり」

遠州三山は、静岡県袋井市にある「法多山・可睡斎・油山寺」三つの寺院を指します。

お寺では邪気除けのために軒の四方に「風鐸(ふうたく)」を吊り下げます。
災いを払うこの風鐸が風鈴の由来とも伝えられ、遠州三山ではこの伝統的な寺院文化を継承するためにも、「風鈴まつり」を開催しているのです。

七夕には「七夕ゆかたまつり」を開催し、日没から21時まで風鈴がライトアップされるのも特徴です。
厄除け・火防守護・眼病平癒という、三寺それぞれのご利益への願いや祈りを鈴の音に託し、参拝者に風鈴の涼しい音色を届けます。
また、風鈴祭りでは市内各所で甘味のおもてなしがあります。

 

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法多山は7月10日にお参りすると4万6千日分のご利益がある!詳しくはこちら

願いを叶える叶い風鈴!三重県いなべ市「金井神社」

新型コロナウイルスで暗い話題が多い中、気持ちを軽くしてもらいたいという思いから、三重県いなべ市の「金井神社」では地域の子供たちや参拝者の願いを書いた風鈴を飾っています。
神社の境内には「金井」と掛けた約400個の「叶い風鈴」が、そのひとつひとつの願い事を天に届けるかのように涼しげな音色を奏でながら風に揺れています。

また、感染対策のため柄杓が撤去された手水舎には、手水舎が使えない代わりに見る人の心を清められるようにと、さまざまな季節の花が浮かべられています。

 

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涼やかな音色を奏でる おふさ観音「風鈴まつり」

おふさ観音は、奈良県橿原市にある高野山真言宗の別格本山のお寺で、毎年、七夕を含む夏の2か月間にわたって「風鈴まつり」が開催されます。
境内には2500個を超える風鈴が吊り下げられ、夏の風に揺られ、暑さを忘れる風情ある音色を一斉に奏でます。

風鈴まつりでは境内だけでなく茶房にも風鈴が展示され、風鈴の即売会も開催。また、「夜まつり」ではランプの灯かりに風鈴が浮かび上がる幻想的な風景を楽しめるのも魅力で、門前で露店も多く出店されるため、飲食も同時に楽しめます。

 

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おふさ観音のもう一つの有名祭「バラまつり」

かえる寺の風鈴シャワー 如意輪寺「風鈴まつり」

如意輪寺は、境内にさまざまなかえるのオブジェがあることから通称「かえる寺」と呼ばれている、福岡県小郡市にあるお寺です。
如意輪寺の夏の大祭「風鈴まつり」では、夏を無事越せるようにと風鈴に願いを書いて奉納します。
風鈴は七夕を含む6月中旬から9月頃まで飾られます。

早朝の朝市に始まり、流しラーメンやかえる舞とイベントも多く、露店も数多く出店されるため境内は大変賑わいます。
風鈴は約4000個が吊り下げられ、カメラを片手に風鈴まつりを楽しむ参拝者が多いのも特徴です。

花風鈴のトンネルが人気!正寿院「風鈴まつり」

正寿院は、京都府宇治田原町にあるお寺で、室町時代頃に建立されたと伝えられています。
七夕を含む7月から9月の中旬まで開催される正寿院「風鈴まつり」では、山と空と茶畑をバックに、2000を超える風鈴の奏でる音が参拝者を楽しませます。

風鈴まつりは、京都市内よりも涼しく避暑地であるという正寿院の環境だけでなく、風鈴の見た目や音など人間の五感「眼耳鼻舌身」を使って涼しさを感じて欲しいという思いから始まりました。
特に正寿院お手製の花風鈴トンネルは見所です。夏の風物詩として開催されることから、正寿院は京都の風鈴寺と呼ばれています。

 

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正寿院 風鈴まつり&宇治茶バスで一日観光

まるで風鈴のオーケストラ!西新井大師「風鈴祭り」

西新井大師は、東京都足立区にある真言宗豊山派のお寺で、毎年7月に開催される「風鈴祭り」が有名です。
風鈴祭りには全国各地から集められた風鈴が境内のテントに勢ぞろいします。

吊るされた風鈴は都道府県別に分けられ、夏風が吹くとまるでオーケストラのように一斉に涼しい音色を響かせます。
風鈴祭りでは、飾られた風鈴を手に取って鑑賞しながら気に入ったものを買うこともできるため、お祭りの思い出に風鈴を購入したい方におすすめのお祭りです。

時には開催3日目にして売り切れの札が出ることもあるほど注目されるため、お気に入りの風鈴をいくつか選んで決めたい方は開催直後に行くと良いでしょう。

 

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まとめ

風鈴は、その音色で夏の暑さを涼しく和らげる日本の伝統的な文化です。
境内にある無数の風鈴が一斉に奏でるオーケストラにも、自宅の軒先に吊るした一つの風鈴が奏でる音色にも、それぞれの良さがあり、風情を感じさせます。

今回はそんな風鈴のお祭りをご紹介しました。
夏の暑さで耐えられないときには、風鈴まつりに行って、涼しげな音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

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