Now Loading...

「運」を呼び込め!かぼちゃだけじゃない♪冬至に食べたい「ん」のつく食べ物

2021/12/17
2024/3/8
「運」を呼び込め!かぼちゃだけじゃない♪冬至に食べたい「ん」のつく食べ物

冬の寒さが一層厳しくなり、身を切るような冷たい風が吹くようになると、そろそろ冬至です。冬至にかぼちゃを食べる風習は広く知られていますが、どのような意味が込められているのかご存知ですか?また、冬至に込められた意味やその他の風習にはどのようなものがあるのでしょうか。

2021年の冬至はいつなのか?

冬至は二十四節気の一つです。二十四節気とは、太陽の動きをもとに1年間を24等分に区切り、季節ごとに名前を付けたものです。
冬至は、1年間で1番太陽が出ている時間が短く、夜の長い日を指します。毎年時期は変動し、今年の冬至は12月22日水曜日となります。
この日を境に、昼間の時間が長くなっていくことから、冬至には「再生」や「新たな始まり」の意味があり、運気上昇を願う日としても大切な節目です。陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉も、冬至からきています。

冬至に食べる定番の食材は?

運気を上昇させ、冬の寒さに負けない健康つくりのために、冬至には習慣として食べられている食材があります。ここでは代表的な3つの食べものをご紹介します。

かぼちゃ

冬至は、陰から陽、つまり気の流れが北から南に向かう転換日ともいわれています。かぼちゃは、「南瓜」と漢字で書くことから、南に運気を向けるため冬至に相応しい食べ物とされてきました。
かぼちゃの鮮やかな黄色い身の色から、金運を祈願するという意味も込められているそうです。

また、カロチンやビタミンAなどが豊富で栄養価が高く、風邪や中風に効くと考えられてきたため、かぼちゃを食べることは、寒い季節に健康を守る備えでもありました。
現代と違い保存方法が乏しかった時代にも、夏野菜であるかぼちゃは長期保存が可能であったため重宝されました。

小豆粥

 

この投稿をInstagramで見る

 

Yachiyo Yamasaki(@yachiyocookingstyle)がシェアした投稿


冬至は太陽が出ている時間が最も短い日。太陽の力が弱まり、邪気や悪霊に気を付けなければならない日ともいわれてきました。そのため、邪気を払うとされる小豆を食べることが良いとされています。
冬至に小豆粥を食することで、悪い気を取り除き、翌日から良い運気を呼び込めるといわれています。

こんにゃく

 

この投稿をInstagramで見る

 

Rikka(@rikka.gram)がシェアした投稿


北関東の一部の地域では、冬至にこんにゃくを食べる習慣があります。こんにゃくには、体に溜まった砂、つまり老廃物を出す効果があるとされており、砂おろしとも呼ばれてきました。
こんにゃくが腸内の老廃物を吸着して便に出す効用があるのは現代人の私たちも知っての通り。きれいな身体になれば、良い運気がきてくれそうですね。

運盛り!冬至の七種「ん」がつく食べ物

「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、節目である冬至には「ん」の付く食べ物が良いとされています。
さらに、「ん」が2回付く以下の7つの食べ物を「冬至の七種」と呼び、運盛りの野菜として重宝されてきました。これらを食べることは、病気を予防するほか、出世運や金運上昇などの意味が込められています。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Kaori Isahai(@isahai_kaori)がシェアした投稿


金運を祈願!「南瓜(なんきん)」
中国の南京を経由して日本に伝わったという由来から、地方によってはかぼちゃのことを「なんきん」と呼ぶことがあります。βカロテンを多く含み、風邪や動脈硬化、脳卒中の予防になるため、冬の健康づくりには欠かせない食品です。

彩りUP!「人参」
かぼちゃと同じようにβカロテンが多く含まれます。また、鮮やかなオレンジ色は、茶色が多くなりがちな冬の食卓に色を添え華やかにしてくれるため、お節料理などにも使われています。

縁起物!「蓮根」
蓮根に含まれるタンニンは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に効果があるといわれています。また、複数の穴が開いていることから、将来の見通しが良くなる縁起物としても親しまれてきました。多くの種を持つことから子孫繁栄の象徴ともされています。

金運アップ!「銀杏」
銀杏には咳止めや去痰効果があるため、咳風邪の際に重宝されてきました。イチョウの木はその生命力から縁起が良いとされており、銀杏の黄色い実は金運アップにもつながるといわれています。

幸運を呼びこむ!「金柑」
「幸運を呼び込む木」として、正月飾りやお節料理などにも使われます。原産国の中国でも、縁起の良い木として古くから大切にされてきました。実にはビタミンCが豊富に含まれ、風邪予防に効果があります。

特別な日に!「寒天」
寒天は、水分を除くと、80%は食物繊維といわれています。水溶性と不溶性どちらの食物繊維も摂取できるため、健康にも美容にも良い影響があります。透明な見た目や、つるんとしたのど越しで、昔から特別な日の料理やスイーツに使われてきました。

運気上昇!「うんどん(うどん)」
良い運をどんどん呼び寄せる、といった語呂合わせから、うどんは運気上昇を招く食べ物として親しまれてきました。寒い日に温かなうどんはありがたいですね。

まとめ

冬至は、昼間が短いうえに、冬の寒さも相まってか、なかなか楽しいイメージが持てない方も多いのではないでしょうか。しかし、この日を境に運気が上昇していく節目の日と考えると、楽しみになると同時に、しっかり意識して過ごそうという気にもなりますね。今年は、冬至にふさわしい食べ物をいただき、来年の幸せを祈ってみてはいかがでしょうか。

TOP画像:shutterstock

タグ一覧