「十日夜(とおかんや)」という日をご存じですか?一見、言葉が「十五夜」に似ているので、お月見するのに良い日なのかな?と思うかもしれませんね。実際、月が綺麗な日という意味もあるのですが、その日に各地で行われてきたのはまったく違う風習です。
そして、「十日夜」は主に東日本に広まった風習で、ほぼ同じ風習が西日本では「亥の子(いのこ)」という呼び名で行われてきました。今回は、このちょっと不思議な「十日夜」と「亥の子」についてご紹介します。
十日夜は旧暦の10月10日のことで、現在の新暦に当てはめると1か月遅れの11月頃になり、毎年変わります。2023年は11月22日、2024年は11月10日、2025年は11月29日です。
この時期は稲の収穫が終わっているタイミ ...