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2023年「鳥越祭り」千貫神輿は6月11日に登場!夜の幻想的な宮入道中、祭り限定御朱印もお見逃しなく!

更新日:2023/6/15 高橋 佑馬
2023年「鳥越祭り」千貫神輿は6月11日に登場!夜の幻想的な宮入道中、祭り限定御朱印もお見逃しなく!

毎年6月に行われる、東京都台東区の鳥越神社の例大祭「鳥越祭り」。巨大なお神輿が特に有名で、神田祭、三社祭とともに「江戸三大神輿」と並び称される中でも、重さ約3.8トンという荘厳な姿は元祖・千貫神輿(せんがんみこし)の名に違わぬ大迫力です。
コロナ禍では渡御が中止になった年もありましたが、今年2023年は、6月9日(金)~11日(日)の祭り開催中の3日目に登場します!

ここからは、2019年に現地から詳しくレポートした記事と、今年の開催情報、お祭りの期間中限定で授与いただける御朱印の情報もお届けします。ぜひお出かけの参考にしてください。

言わずと知れた祭り好きの聖地、鳥越神社

お祭り好きであればこの神社を知らない人はいないのではないでしょうか!?その神社の名は「鳥越神社」。

鳥越神社は台東区鳥越にある、白雉2年(651年)からの歴史がある神社です。起源には日本書紀にも登場する日本武尊(ヤマトタケルのミコト)が関わっているんだとか。現在の主祭神も日本武尊なのですが、当初は白鳥神社という名前でお祀りされていたそうです。

そして平安時代に発生した前九年の役の際、源義家が大川(現在の隅田川)の浅瀬を白鳥に導かれて軍勢を越えさせることができたことから鳥越大明神という名前に変えられた伝説が残っています。

そんな歴史のある鳥越神社ですが、なぜこの神社がお祭り好きの間で有名なのかと言うと、千貫神輿があるからです!千貫神輿の”千貫”は重さを表しており、単純に今の単位に置き換えると3,750kgにもなります!ただお祭り界隈で言われる”千貫神輿”は大きいお神輿の総称として使われ、必ずしもこの重さというわけではありません(そもそもお神輿は神様の乗り物なので、重さを表すのはタブーなケースもあります)。ですが、お祭り好きであれば一度は担ぎたいお神輿が、屈指の大きさを誇るこの千貫神輿になります!

町会神輿が町を賑わせる2日目

千貫神輿の登場する鳥越祭は毎年6月に3日間の構成で行われています。

お祭り2日目は、各町会のお神輿が鳥越界隈の町を賑わし、鳥越神社の境内でもいろいろな催しが行われています!

境内では江戸芸能の”かっぽれ“が行われていました。かっぽれとは、漢字で書くと「活惚れ」で庶民的な話題をおもしろおかしく踊ったものです。江戸時代から戦前までは芸妓さんがいるところから歌舞伎の舞台まで、さまざまなところで披露されていたそうです。現在となってはなかなか見る機会がないかっぽれですが、鳥越祭に合わせて奉納されていました!

境内を出て鳥越神社の周りを歩くと、たくさんの町会神輿が登場しています!こちらは三筋南町会のお神輿です!

何基かお神輿を鳥越神社の周りを渡御するお神輿を見ましたが、特にこちらは迫力があります!

複数のお神輿が一気に宮入!

先ほどの三筋町のお神輿についていってみました。すると三筋町は4町会の連合で、一気に4基のお神輿が宮入するとのこと。これは見ないわけにはいきません!

鳥越神社境内へ向かう鳥居の前にお神輿が集まってきました。

4基のお神輿が揃い、次々に宮入がはじまります。あたりも暗くなり、宮入を前にしてお神輿の提灯には灯が灯り、幻想的な雰囲気を纏い境内へと入ってきました!

続々とお神輿が宮入してきます。たくさんのお神輿が揃った様子は圧巻です!

千貫神輿を間近で見るチャンス!

お祭り2日目は、鳥越神社境内に飾られている千貫神輿を間近に見ることができます!目前で千貫神輿を見ると、その大きさが分かるはず。翌日に担がれている様も見たくなりますね!

都内最大規模の屋台街

千貫神輿同様に鳥越祭を盛り上げてくれる屋台を紹介します!

地元の子どもたちもたくさん来ている鳥越祭。子どもたちで賑わう遊べる屋台が多く出ているのも特徴です。ピンボールやスーパーボールすくいのようなオーソドックスな屋台も出ていました!

食べ物では焼きまんじゅうや、最近テレビで話題らしいイイダコがまるごと入ったタコ焼きなんかも出ていました!

鳥越祭の屋台は、一説には約250店舗も出ているそうですよ。ぜひお気に入りの屋台を見つけてみてください!

3日目、いよいよ登場の千貫神輿!

お祭り3日目は、ついに千貫神輿が動き出します!

千貫神輿の前には長い行列が練り歩いていますその先頭をいくのがこちら、天狗(猿田彦)です!空高く伸びる鼻が凛々しいですね。

足元の下駄は天狗らしく一本歯です!

天狗に続いて手古舞連(てこまいれん)の皆さんが進んできます。鮮やかな色の衣装がきれいですね!

続いては地元の子どもたちによる、五色の旗の巡業です。天狗、手古舞連、五色の旗が1セットで連なり、千貫神輿を先導しています!

後ろから千貫神輿がやってきました!さすがの迫力、荒々しい登場です!

合羽橋商店街を千貫神輿が進んでいきます。商店街の大通りから細い道へ入っていくところは難所で見ものです!荒々しさもさらに増します!

元浅草四丁目交差点を横断したところで、町会の千貫神輿受け渡しが行われます。活気がすごい!!

クライマックスを飾るのはライトアップされた千貫神輿

21時の宮入に向けて、1時間前の20時に鳥越神社の前にやってきました。来るとすでに沿道を覆いつくすたくさんの人!あいにくの雨も重なって、鳥越祭の別名「喧嘩祭り」を表す不穏な雰囲気も出てきました!笑

ですが大丈夫です!これだけたくさんの警察と若い衆が見守っているので、大事にはなりません笑

いよいよ宮入に向けて蔵前橋通りへ千貫神輿が登場しました!昼間とは打って変わり、提灯に灯りが灯り艶やかさがありますね!

鳥越神社の鳥居の前に到達しました!宮入がはじまります!

活気よく境内を目指して千貫神輿が動き出しました!波のようにうねりながら進むさまがすごいです!

鳥居をくぐると、自然に回りから拍手が巻き起こり感動的でした!

最後には千貫神輿に続き、各町会の提灯も境内へ入っていきました。

鳥越神社例大祭、千貫神輿はいかがでしたでしょうか?都内でも屈指の活気と規模の鳥越祭。お神輿はもちろんですが、町の人の雰囲気や屋台など見どころがたくさんあるお祭りです。毎年6月に行われるので、ぜひ一度行ってみてください!

2023年 鳥越祭り(鳥越神社例大祭) 開催情報

■開催日:2023年6月9日(金)・10日(土)・11日(日)
■場所:鳥越神社(東京都台東区鳥越2−4−1)
■主な祭礼の内容と日時
【6月9日(金)】
・大祭式(ご案内した方のみの参列) 10:00~
・宵宮清祓式 17:00~
【6月10日(土)】
・町御神輿渡御(各町計画による) 夕方に南部六ヶ町他連合参拝宮入予定
・奉納太鼓・演芸プログラムは12:00~
12:00~小唄/12:10~合唱/13:00~太鼓/14:30~かっぽれ
【6月11日(金)】
・本社渡御(千貫神輿)宮出し 6:30~
・鳥越夜まつり 19:00ごろ~
・本社渡御(千貫神輿)宮入り 21:00

その他、詳細な内容や最新情報は鳥越神社のTwitterにてご確認ください。

鳥越祭りの3日間だけの限定御朱印も!

祭りが行われる6月9日~11日の3日間だけ、特別御朱印が頒布されます。千貫神輿とその前に手古舞連のみなさまが描かれた、鳥越祭りを象徴するようなデザインです。無くなりしだい終了とのことなので、欲しい方はどうぞお早めに!

祭り開催情報

名称 鳥越祭り
開催場所 東京都台東区鳥越2−4−1
鳥越神社
開催日 2023年6月9日(金)、2023年6月10日(土)、2023年6月11日(日)
主催者 鳥越神社
アクセス JR総武線浅草橋駅から徒歩10分
関連サイト http://www.city.taito.lg.jp/index/eve...
https://www.mapple.net/spot/13002456/
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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