和樂備神社が舞台
埼玉県の南東部位置する蕨市。日本一面積の小さな市として近年は知られ、江戸時代には中山道の宿場町として発展してきた地域です。この蕨の年の瀬を飾るお祭りがあります。「和樂備神社おかめ市」です!
お祭りの会場となる和樂備神社は、室町時代の創建と伝わる歴史ある神社です。こちらの境内で毎年12月17日におかめ市が開催されています。19時頃に境内へとやってくると、既に多くの方で賑わっていました!
境内への入口にはアルコールが設置され、感染症対策もされています。このような状況下ですが、お祭りの開催に試行錯誤されている関係者の皆さまには感謝ですね!
境内を埋め尽くす熊手市
社殿に向けた参道の両脇に、熊手を売る露店がびっしりと立ち並びます!
色とりどり、大小カラフルな熊手が掲げられ縁起が良いですね!
おかめ市は13時から21時の間で開催されていますが、やはり雰囲気が出るのは日が暮れてから。灯りに照らされた熊手がお祭りの魅力を上げてくれますね!
しめ縄が立派な熊手もありました!
熊手が売れると境内へ響き渡る、三本締めの威勢の良い声。熊手市の風物詩ですね!
和樂備神社おかめ市へやってきました!
地元の中高生がたくさんですごい活気!熊手が売れると上がる、三本締めの声も良いですね!
蕨の年の瀬に、こんな良いお祭りがあるとは!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/zmOQL7zVyY— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) December 17, 2021
熊手を見たら、奥にある社殿へもお参りを行いましょう!なお社殿横には、一年お世話になった熊手を納める場所もありました。
熊手の特徴はおかめ
おかめ市、と言う名称が付けられている通り、和樂備神社で売られる熊手にはおかめの面が付いたものが多くあります!
ところで、おかめ市と呼ばれているこのお祭りですが、都内では11月の酉の日に行われる酉の市が有名ですよね。同じように熊手の販売が行われますが、なぜ名称が違うのでしょうか。その理由を調べてみたところ、おかめの面を付けた熊手を売るお店が多かったからと言う説があるそうです。そのため蕨市やお隣の川口市周辺では、熊手市のことをおかめ市と呼んでいます。また埼玉県内では12月に熊手市が多く立つのも特徴です。
おかめだけでなく、来年は寅年と言うことで虎柄の招き猫が乗った熊手も登場!かわいらしいですね。
グルメ屋台も並ぶ
お祭りの魅力の一つと言えば、屋台グルメがありますよね!和樂備神社のおかめ市は、お祭りグルメが楽しめる屋台がたくさん並ぶのも嬉しいポイントです!なお今年はアルコールの提供は無し、原則会場や周辺での飲食は禁止しての縮小開催と言う形になっていました。
定番のやきそばや唐揚げをはじめ、良い香りを漂わせる屋台が並びます!
五平餅を売る屋台がありました!
こちらはたこやき!すごいスピードで焼いていきます!
はしまきも良い香りを漂わせ、道行く人を誘惑していました。
スイーツの屋台もあります!りんご飴はお祭りならではですね。
グルメ屋台だけでなく、遊べる屋台があるのも必見!こちらはラッキーボールです!
射的もありました!お好みの景品を手に入れることができるでしょうか?
わなげもやり始めると熱中しますよね!
地元の方で賑わう屋台が魅力的な空間でした!
周辺情報・アクセス
お祭りの後は、蕨市内で夜ご飯はいかがでしょうか?蕨駅周辺には、埼玉名物のみそ焼きが食べられるお店が複数あります!やきとんに、各お店特製の味噌ダレを付けて焼いた一品。味噌の深みと甘み、そしてニンニクの効いたタレはもつとの相性が抜群!ぜひ、お試しください!
■アクセス
JR蕨駅西口から徒歩約10分。
中央四丁目バス停より徒歩1分。