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「八瀬赦免地踊」花摘踊に俄狂言の三番叟も|観光経済新聞

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2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2022年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

花摘踊に俄狂言の三番叟も

洛北の奇祭「八瀬赦免地踊」(やせしゃめんちおどり)。この八瀬には、「八瀬童子」という比叡山延暦寺の雑務を担い、古くは南北朝時代、後醍醐天皇の比叡山逃避行に貢献し、皇室に奉仕した人々が住んでいる。祭りの夜は四つの地域の「宿元」で、切子燈籠を飾り、訪れた人を接待する習慣が今も残る。

祭りの起源は江戸中期、延暦寺との山林結界争いに関係する。村人たちは御綸旨(ごりんじ)を手に江戸に何 ...

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