突然ですが、真夏の徳島で阿波踊りに参加してみませんか?
実は、徳島阿波踊りは、おひとり様でも気軽に楽しむことができるのです!
徳島に足を踏み入れたらご当地グルメも心置きなく味わってみましょう。
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徳島阿波踊りのおひとり様の楽しみ方
2018徳島市の阿波踊り第1日 写真特集【2】 https://t.co/kSxVN5MYjj pic.twitter.com/iBaBjYD9aL
— 徳島新聞 (@tokushimapress) 2018年8月13日
「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損々…!」
どこかで聞いたことがあるこの唄、実は徳島阿波踊り唄の出だしなのです。この歌いだしの通り、徳島阿波踊りに行くのであれば、おひとり様であっても踊らにゃ損々です!おひとり様だからできる、徳島阿波踊りの楽しみ方をご紹介します!
ハッピを着て「にわか連」に参加
阿波踊りの醍醐味の一つは連の踊りを観ながら一緒に踊れることです。とは言え、一人では少し照れくさいですよね。そんなおひとり様でも気軽に“躍る阿呆”になれる方法が「にわか連」です!
「にわか」はその名の通りにわか仕込みの素人、「連」とは阿波踊りのグループを表します。つまり、にわか連とは「素人の阿波踊りグループ」なのです。にわか連は祭りの当日に結成されます。もちろん他の参加者もにわかばかりですから、恥ずかしがる必要はどこにもありません。
にわか連への参加方法はとても簡単で、参加当日に徳島市役所前「市民元町おどり広場」のにわか連の受付に行くだけです。
事前の参加申し込み不要、参加費無料、服装自由!とても気軽に阿波踊りに参加できますよ。
受付を済ませ、掛け声と踊りの練習を行ったら、演舞場にてにわか連の踊りのスタートです!
せっかく徳島を訪れたのならば、阿波踊りに参加しませんか?
屋台グルメを味わう
徳島県の夏を代表する「徳島阿波踊り」ですから、徳島の美味しいものも堪能したいもの。
まず、徳島阿波踊りの屋台で食べたいのが、定番のご当地グルメ「徳島バーガー」です。
パティには「阿波畜産ブランド」である「阿波牛」「阿波豚(ポーク)」「阿波尾鶏」が使われることも!また、野菜もトマト・レンコン・鳴門金時という、徳島産の食材がふんだんに盛り込まれています。まさに徳島でしか味わうことができないご当地グルメバーガーです。
そして、甘いものも食べたい時は、徳島のソウルフード「元祖大判焼きあたりや」の大判焼きを探してみましょう。何個でも食べられるその秘密は、カリっとした生地とトロっとしたあんこにあります。甘さ控えめの嬉しいグルメがあなたを待っています♪
毎夜開催されるフィナーレを楽しむ
阿波踊りもフィナーレになると、その盛り上がりが最高潮に達します。各連が一堂に会する「総踊り」は、阿波踊りのクライマックスの代名詞と言えます。中でも、8月15日の最終日は今年最後の踊りとなるので、例年、踊り手たちの気合も違ってきます。
さて、毎夜開催されるフィナーレ「総踊り」は、各日22:00から見ることができます。
<2019年の開催スケジュール>
8月12日(月・祝)22:00~22:30 紺屋町演舞場
8月13日(火) 22:00~22:30 藍場浜演舞場
8月14日(水) 22:00~22:30 市役所前演舞場
8月15日(木) 22:00~22:30 南内町演舞場
おひとり様におすすめの麺類グルメ
手軽にお腹を満たせる食べ物を聞かれて「麺類」を思い出す方も多くいらっしゃることでしょう。徳島では、珍しい麺類グルメを食べることができます。おひとり様がゆっくり味わえる3つの麺類グルメをご紹介しましょう!
行ったらはずせないのは「徳島ラーメン」
通常、地元民の「ご飯のおかず」として食べられているのが「徳島ラーメン」です。お店によっては、ラーメンを頼むと無料のご飯がついてくることも!
それもそのはず、徳島ラーメンのスープは3色展開とはいえ、いずれも濃いめの味で提供されます。そして、トッピングの豚バラ肉は強めの甘みが特徴で、生卵を入れることもあることから「すき焼き」をイメージするとわかりやすいかもしれません。旨味たっぷり・とろみのあるチャーシューは徳島ラーメンならではです。
さて、3色がデフォルトの徳島ラーメンのスープは、白色系・茶色系・黄色系に分かれています。ベースとなる出汁が異なることに由来します。
黄系
鶏ガラや野菜をベースにしたスープ。薄口醬油で味付けしています。まさに薄めの色合いです。
茶系(黒系)
豚骨ベースで、濃口醬油・たまり醤油で味付けしています。中細麺がベストマッチ!
白系
豚骨スープに薄口醬油・白醬油で味付けをしています。オーソドックスな豚骨ラーメンのイメージです。
阿波市の郷土料理「たらいうどん」
阿波市の郷土料理の1つ、「たらいうどん」をご存知でしょうか。大きな釜で茹でたうどんを、茹で汁ごと「はんぼ」と呼ばれるたらいに移して食べるうどんです。
出汁は鮮魚やいりこがベースとされ、伝統的な製法では吉野川で獲れる川魚・ジンゾクが使われます。近年、ジンゾクを扱うお店は多くありません。ぜひジンゾクで出汁を取った濃いめのツユにコシの強い麺をつけて召し上がってみてください!
シンプルに楽しむ「鳴ちゅるうどん」
鳴門うどんとも呼ばれる「鳴ちゅるうどん」は、四国の新たなうどんカルチャーとして知名度を上げつつあるんですよ。
不揃いの細麺が、ネギと刻み揚げとともに丼に盛られている「鳴ちゅるうどん」。このシンプルなうどんは、徳島県鳴門市で数百年にわたり食されてきた麺料理です。
かつては「鳴ちゅるうどん」の出前もあったそうで、出汁は「徳利」で提供されていたとか!現在はスーパーでうどんが玉売りされており、テイクアウトがOKなお店もありますよ。
徳島へできるだけ安く行く方法をご紹介
実際に、徳島へ向かうには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。ダイレクトに向かう方法の「羽田空港(東京)~徳島空港」の航空券運賃は、およそ18,000円~30,000円です。徳島を訪れるときに、できるだけ安く抑える方法をいくつかご紹介しましょう。
フェリーで行く!
和歌山港からフェリーで徳島港へ向かうことができます。大阪から行く場合には「とくしま好きっぷ2000」を活用し、
・南海電鉄(空港線)「新今宮」駅~「和歌山港」駅
・南海フェリー「和歌山」港~「徳島」港
を、あわせて「片道2,000円」でお得に訪れることができます。
青春18きっぷで行く!
そして、トップシーズンの”長距離移動”に嬉しい「青春18きっぷ」の出番です。国内JR線において、1枚の切符を1人で5回まで使うことができます。5枚1組で、1組11,850円で購入することができますよ。新幹線や特急指定席は別途料金がかかりますが、「東京~新大阪間」の新幹線のぞみ利用が14,250円であることを考えれば、大幅に費用を抑えることができます。
<青春18きっぷ 2019年夏期の利用について>
販売期間:2019年7月1日~8月31日
利用期間:2019年7月20日~9月10日
販売価格:11,850円
おひとり様のフットワークの軽さを活かして近場のお祭りも見物しよう!
阿波踊りとグルメを押さえたら、おひとり様のフットワークの軽さを活かして四国のお祭りを巡ってみましょう!
四国三大祭りの一つ「高知よさこい祭り」
「土佐のカーニバル」の別名を持つのが「高知よさこい祭り」です。
毎年8月9日の前夜祭から8月12日の後夜祭・全国大会まで、高知市内の各ステージで踊りが繰り広げられます。
高知よさこい祭りのシンボルでもある「鳴子」はお土産にもピッタリですね!
・第66回よさこい祭り
<日程>8月9日~8月12日
<会場>高知市内よさこいステージ16ヶ所 競演場・演舞場
総踊りが圧巻の「さぬき高松まつり」
香川県は讃岐路の夏を彩るのが「さぬき高松まつり」です。花火大会が年を追うごとに規模を拡大し、現在では四国最大級となっています。13日は花火大会、お祭りの最終日14日には、総踊り「喜舞笑舞(きまいわらいまい)」で盛り上がりましょう!
・第54回さぬき高松まつり
<日程>8月12日~8月14日
<会場>高松港・高松市立中央公園「お祭り広場」周辺
おひとり様で阿波踊りや徳島を全力で楽しもう!
いかがでしたか?今回はおひとり様で楽しむ徳島阿波踊りと徳島グルメを中心にご紹介しました。海と山と人々の熱気に包まれる、夏の徳島をぜひ堪能し、忘れられない夏の思い出を作ってくださいね!
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