盆踊りって楽しそうだけど、踊りを知らなくても輪に入っていいの? ダンスや踊りが下手でも大丈夫? 浴衣持ってないけどいいかな? 子連れで行っても楽しんでくれるかな?と、心配事を抱える方は多いのでは?
しかしご安心を。今どきの最新型盆踊り大会はライブやDJあり、美味しいグルメあり、コスプレあり、芝生の上でチルアウトあり…と小さい子どもから大人まで、多種多様な楽しみ方ができるところが増えているのです!
そこで、今回はオマツリジャパンが独断と偏見でおすすめの盆踊り大会を厳選。盆踊りの初心者でも参加しやすく、盆踊りはよく分からなくても「何だか楽しい~!」という気分になれる東京の盆踊り大会を5つ、今年の開催情報と合わせてご紹介します。
目次
【中野区】盆踊りというよりフェス!?「中野駅前大盆踊り大会」
◎初心者おすすめポイント:アクセス抜群。盆踊りを知らなくても夏フェスみたいに楽しめる
中央線で、新宿から約5分。しかも会場は駅のすぐ近くという、驚くほどアクセスのいい盆踊り大会が、こちらの「中野駅前盆踊り大会」。特徴は夏フェスのように、さまざまな団体やゲストが出演するというプログラムの豊富さ。
昨年2022年は、地元の民謡や芸能団体のほか、ザ・リーサルウェポンズのライブ、DJやついいちろうやDJ KOOなどのスペシャルステージで大盛り上がり!「中野音頭」というご当地ソングをはじめ、なじみのあるダンスチューンやロックチューンで盆踊りを楽しむことができるので、まさに盆踊り初心者にはピッタリです。
特にBon Joviの『Livin’ On A Prayer』や、TRFの『EZ DO DANCE』は、中野駅前盆踊り大会の大ヒットダンスチューン。みんなで盛り上がりましょう。
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ステージの目の前でライブ、少し後方で輪になって盆踊りを楽しんでちょっと疲れたな~と思ったら、すぐ横の「四季の森公園」でチルアウト。
広い芝生スペースがあるので、会場の屋台でグルメを買い込み、生歌&生演奏の盆踊り曲をBGMにまったりと「日本の夏」を感じる、なんて楽しみ方もできます。小さいお子さんと一緒にプチピクニック気分で出かけるのもアリ。楽しみ方の自由度がフェス並みに高いのも、中野の盆踊り大会のおすすめポイントです。
そして、今年2023年は中野にとって特別な夏!
8月5日・6日の盆踊り大会に先がけて、7月17日(祝)にも「世界一」を目指して盆踊りが行われます。
これは7月2日で閉館した中野サンプラザへの感謝も込めて、サンプラザの「3」とサンプラザの海抜からの高さ「121」メートルを合わせた3,121人で「東京音頭」を5分間踊り、ギネス記録に挑戦するもの。誰でも参加できて、30人以上で参加した団体には無料でギネスの認定証も!
本番の前には30分ほどみんなで踊る練習タイムもあるから初心者も安心。誰でもワールドレコードホルダーの一員になれる、今年だけのチャンスです。今すぐ公式サイトをチェックしてみてください。
ギネス世界記録™町おこしニッポン「最大の盆踊り」に挑戦!の参加登録はお済みでしょうか😊
是非早めのご登録をお願いします❗️さて、本日も練習会があります!
7月2日(日) 19:00~21:00
なかのZERO学習室1https://t.co/rCu2WWSnBO※事前予約不要。入場無料。
※踊りやすい服装でお越しください。 pic.twitter.com/GQLFL6ppmO— 第11回中野駅前大盆踊り大会【公式】@8月5日〜6日✴️ギネスに挑戦は7月17日‼️ (@nakano_bonodori) July 2, 2023
盆踊りの後は、会場横のセントラルパークサウスや中野駅前のサンモール商店街でみんなで乾杯するのも楽しいですよ! 駅前という立地なので、打ち上げがしやすく帰りやすいのも中野の盆踊りの良いところです。
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第11回中野駅前大盆踊り大会
日程:2023年8月5日(土)・6日(日)
場所:中野セントラルパーク・パークアベニュー
※今年のゲストやタイムテーブルは、決定しだい公式サイトで発表されます。
Reborn Nakano(リボーン中野)
ギネス世界記録™町おこしニッポン 東京音頭で最大の盆踊りに挑戦!
日程:2023年7月17日(月・祝)
時間:14:00~20:30(受付14:00〜17:00。18:15〜30分ほど練習した後、世界記録にチャレンジ。チャレンジ本番は19時終了予定)
開催場所:中野セントラルパーク北側道路
受付場所:中野四季の森公園 イベント広場
募集人数:3,121人
参加費用:無料(事前登録制)
※参加条件や当日の服装、事前の無料練習会の日程や事前登録などは公式サイトでご確認ください。
【墨田区】東京にいながら大阪の雰囲気を味わう!「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」
◎初心者おすすめポイント:ステージの無数の提灯が「映える」! 音頭取りの圧倒的なステージングも必見!
盆踊りって、CDで東京音頭や炭坑節を流して、浴衣のご婦人が踊ってるアレでしょ?と思って敬遠しているあなたにおすすめしたいのが、「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」。関西では有名な盆踊り「河内音頭(かわちおんど)」や「江州音頭(ごうしゅうおんど)」で踊れるこのイベント。毎年、現地から歌い手を招いて、本場仕込みの演奏で盆踊りをします。
「河内音頭」の特徴はなんといっても、生演奏+生歌であること。三味線や和太鼓といった伝統楽器のほか、エレキギターやエレキベースも取り入れて、臨場感あふれる演奏が繰り広げられます。
音頭取り(盆踊りの歌い手)にもそれぞれ特徴があり、また歌詞の内容が物語形式となっているので、踊らずとも、その演奏や物語を落語や講談といった演芸のように楽しむのも、醍醐味のひとつです!
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会場にはたくさんの屋台があるので、踊って、汗をかいて、水分補給して、また踊って!と、飲食を楽しみながら自分のペースで楽しめます。駅から会場が少し遠いのと、会場がかなり混雑するため、お子さん連れで行くよりも、友だちやカップルで行くことをおすすめします!
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第41回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り
日時:2023年9月6日(土)・9月7日(日)17時30分から21時頃
場所:墨田区江東橋 竪川親水公園特設会場(東京都墨田区江東橋3丁目1番地付近)
※詳細と最新情報は公式サイトでご確認ください。
【中央区】観光もできて 食べ物も美味しい!「築地本願寺納涼盆踊り大会」
◎初心者おすすめポイント:会場においしいグルメがいっぱい、築地場外市場の観光も楽しめる
「開かれたお寺」を目指して、先進的な取り組みを行っている築地本願寺ですが、このお寺は盆踊り会場としても有名です。ただの盆踊り大会ではなく、日にちよっては毎年ハイクオリティな「仮装盆踊り」が楽しめたり、「大江戸助六太鼓」の生演奏が行われたりと、文字通りお祭りさわぎで盛り上がれます。
しかも、築地本願寺納涼盆踊り大会は「日本一おいしい盆踊り」をテーマに、築地場外市場や近隣飲食店による屋台が、納涼盆踊り大会に屋台で出店します。踊りだけじゃなくて、美味しいグルメも楽しめるのが初心者には嬉しいですよね。
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築地場外市場の目の前というロケーションなので、盆踊りの前に、ちょっと観光気分を楽しむということもできちゃいますよ。
第76回築地本願寺納涼盆踊り大会
日程:2023年8月2日(水)~5日(土)4日間
時間:19:00~21:00(最終日のみ18:00~20:30まで)
場所:築地本願寺(東京都中央区築地3丁目15−1)
※詳細は公式サイトのお知らせページでご確認ください。
【立川市】 盆踊り×ハロウィン!?ライブも楽しめる「たちかわ妖怪盆踊り」
◎初心者おすすめポイント:妖怪の仮装で子どもも大喜び! 盆踊り以外にも楽しめるスポット充実
2019年に福生で始まり昨年は立川で行われた、妖怪風の仮装をして楽しむ盆踊り。開催日が10月ということもあり、気分はほとんど「和風ハロウィン」です!
昨年はやぐら周辺エリアに入るには「妖怪の仮装」というユニークなドレスコードが設定されていたのですが、妖怪といってもキツネのお面をかぶったり、会場でもやってもらえるワンポイントのフェイスペイントでもOKだったので敷居は低め。(今年はドレスコード+有料チケット制になる見込みです)
たくさんの人が妖怪と化しているので、盆踊りを踊らずとも本格的な妖怪コスプレを見て歩くだけでかなり楽しめます。もちろん自分でも妖怪コスプレをして踊れば、見知らぬ妖怪同士でも気軽に声をかけて写真を撮るなど、盆踊り+αの楽しみ方もできちゃうのでオススメです。
さらに、優勝すると豪華賞品(昨年は温泉宿泊券)がもらえた「妖怪仮装コンテスト」は今年も開催予定!友だちやご家族とぜひ気軽にエントリーしてみては。
妖怪仮装コンテストの後は、ステージ上の生演奏と生歌による盆踊りが楽しめて、さらにライブも楽しめるのが妖怪盆踊りのスゴイところ。
昨年は、民謡クルセイダーズやスチャダラパー、石野卓球といった豪華アーティストが登場しました! 今年の出演アーティストはまだ発表されていませんが、期待をして待ちたいところです。
会場となるGREEN SPRINGSは、飲食店を含むさまざまなショップが入った商業施設。お子さんが盆踊りに飽きても、すぐ立ち寄れる場所が近くにあるので、子連れでも安心ですよ。
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たちかわ妖怪盆踊り
日程:2023年10月7日(土)・8日(日)・9日(月・祝)
時間:11:00~20:00(3日間共通)
場所:GREEN SPRINGS 2F 広場(東京都立川市緑町3−1)
※詳細と最新情報は公式サイトでご確認ください。
【千代田区】 3万超の提灯が彩る光の回廊が美しい「靖国神社 みたままつり」
◎初心者おすすめポイント:都内でねぶたも楽しめる盆踊り大会はここだけ!?
明治2年(1869年)に招魂社(しょうこんしゃ)として創建し、日本のために戦って命を落とした人々の御霊(みたま)を祀っている靖国神社。そこで開催される夏のお祭りが「みたままつり」です。
大小3万個を超える提灯が並ぶ参道がとても美しく、屋台を冷やかしながら歩いているだけで、楽しい気分になってきます。
例年は、大村益次郎の銅像を中心にして櫓が組まれ、盛大に盆踊りが行われます。神社の拝殿まで向かう導線上に盆踊りのやぐらがドーンと現れるので、なかなかのど迫力!
みたままつりでは、盆踊りのほかに「江戸芸かっぽれ」や「みこし振り」などの伝統芸能が奉納されます。なかでも注目なのが「青森ねぶた」の奉納! 最終日に、迫力のあるねぶたと、跳人(はねと)たちの威勢のいい「跳ね」が楽しめます。
東京で盆踊りと青森ねぶたを一緒に楽しめる場所は、おそらくここしかありません! 夏祭りの雰囲気を存分に楽しみたいなら、ぜひ一度は足を運んでほしいお祭り+盆踊りです。
靖国神社 みたままつり
日程:2023年7月13日(木)〜7月16日(日)
時間:17:00~21:30
場所:靖国神社(東京都千代田区九段北3-1-1)
※詳細は靖国神社公式サイトのお知らせページでご確認ください。
さて、気になる盆踊りは見つかりましたか? 盆踊りに「まだちゃんと参加したことがないよ~」という方は、ぜひ今回のおすすめをチェックして、計画を立ててみてくださいね!