首都圏には高層ビルなど近代的な建築物が次々に建造されています。歴史的な情緒を失いつつありますが、谷根千と略称されるエリアにはレトロ感が漂います。谷中、根津、千駄木は東京23区の中心地にありながら、下町の風情を色濃く残しています。エリアの中央には、1900年余りの伝統をもつ根津神社が社殿を構えています。境内にはつつじ苑が設けられ、例年4月上旬から5月上旬には季節の彩りで包まれ、「文京つつじまつり」が開催されています。2021年は新型コロナウイルス感染防止のため甘酒茶屋、露店、演芸などのイベントは中止となりましたが、4月4日~4月25日にはつつじ苑が公開されました。