コスモスは花びらの形が桜に似ていることから漢字で「秋桜」と書きますが、実は「あきざくら」が正式な読み方なのだそう。1977年にさだまさしさん作詞・作曲、山口百恵さんが歌った曲のタイトルと歌詞で、秋桜と書いて「コスモス」と読ませたところ大ヒット!それ以降、この読み方が定着したのだとか。
コスモスは種類によって開花期が少しずつずれて、長く楽しめるのが特徴。黄色や赤い花を咲かせる早咲きの品種は9月中に見頃となり、ピンクや濃いピンク、白いコスモスは9月末から10月に最盛期を迎えます。今回は、間もなくピンク系と白いコスモスが見頃となりお祭りも楽しめる名所を、関東から5か所厳選してご紹介します。もうすぐやってくる秋の行楽シーズン!お出かけ先の参考にしてくださいね。
TOP画像:千葉県柏市・あけぼの山農業公園/写真撮影 高橋佑馬
目次
コスモス畑と風車がフォトジェニック(千葉県佐倉市)
千葉県佐倉市にある「佐倉ふるさと広場」は、印旛沼の南岸を整備した公園です。公園中央には、内部に入ることもできるオランダ風車の「リーフデ」が建てられ、春にはチューリップ、秋にはコスモスが栽培されています。例年10月には約50万本の多種類のコスモスが、リーフデの周りに色彩豊かに咲き誇り絵になる風景が広がります。
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例年10月上旬~下旬には「佐倉コスモスフェスタ」が行われ、今年は10月7日~10月22日に開催予定です。期間中は毎日、5本100円でコスモスの摘み取りができるほか、土日はキッチンカーの出店や印旛沼を観光船が運航します。
また駅前や会場にはレンタルサイクルがあるので、自転車に乗って市内や会場周辺の散策も楽しめます。フェスタの詳細については、佐倉市役所公式ページをご確認ください。
オマツリジャパンでは過去に会場から詳しくレポートしていますので、現地の様子をぜひ参考にしてください。
展望台からも楽しめるコスモスの絶景(神奈川県横須賀市)
神奈川県横須賀市の在日アメリカ軍の倉庫跡地を整備した「くりはま花の国」。約60万平方メートルある広大な園内の「コスモス・ポピー園」では、早咲きの品種は9月初旬から咲き始め、色とりどりのコスモスの開花リレーが10月末まで続きます。
歩きやすい園路で間近から見るもよし、展望台から見下ろすもよし、なだらかな斜面を埋め尽くす約100万本のコスモスはまさに絶景!園内は高低差がありますが、蒸気機関車形の「フラワートレイン」というバスを活用すれば、移動もラクラクです。
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例年9月中旬から11月にかけて行われる「コスモスまつり」は、2023年は9月9日~10月29日まで開催中です。期間中くりはま花の国では、週ごとに週末に「ちりめんコスモスづくり」「巨大!ダンボールめいろ」「こども縁日」「コスモス無料花摘み大会」といったイベントが用意されていますので、詳しい日程などは久里浜観光協会公式サイトをご確認ください。
お出かけ前には、過去の詳しい現地レポートもぜひご参考に!
限定のアクティビティにデザートも!(千葉県柏市)
「あけぼの山農業公園」は千葉県柏市の北東部にあり、周辺は農地、北側には利根川が流れ、都市における貴重な自然的空間です。江戸時代から続く桜の名所である「あけぼの山」や大規模な花畑があり、秋になると約2.2ヘクタールの風車前花畑にコスモスが咲き乱れ、訪れた人を魅了します。
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コスモスの見頃に合わせたお祭り「コスモスウィーク」は、2023年は10月7日~11月5日まで行われます。期間中はオリジナルスイーツ「柏はちみつぷりん」の限定販売やサッカー教室、フリーマーケット、お茶会など、日ごとに様々なイベントが開催予定。何度訪れても違った楽しみ方ができそうです。イベントの詳細や休園日は、あけぼの山農業公園公式ページでご確認ください。
オマツリジャパンの過去の現地レポートもぜひ参考にしてください。
都内最大級!約440万本の花が園内を彩る(東京都立川市)
東京都立川市と昭島市にまたがる「国営昭和記念公園」は、総面積2万平方メートルという園内の3つの花畑に、約440万本ものコスモスが植栽され、その規模は都内で最大級といわれます。
コスモスは順次開花していくよう様々な品種が植えられていて、9月中旬から10月下旬まで長期間鑑賞することができます。花の開花期に合わせて例年開催されるのが「コスモスまつり」です。
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「コスモスまつり2023」は9月16日~10月22日まで開催中!10月21日・22日には1日2回、花畑にたくさんの小さなシャボン玉が浮かぶイベントが行われ、ファンタジックな光景を見ることができます。まつりの詳細は、昭和記念公園公式ページでご確認ください。
広大なコスモス畑の絶景の様子は、過去の現地レポートをぜひ参考に!
どこまでも続くコスモスの路!イベントも満載(埼玉県久喜市)
埼玉県久喜市の葛西用水路沿いには遊歩道が整備され、市の花であるコスモスが両岸約10キロにわたって咲き誇り「コスモスふれあいロード」と呼ばれています。
「わしのみやコスモスフェスタ」は、鷲宮総合支所付近のコスモス畑などで開かれますが、過去にはこの会場に「希望への扉」という名前の白い扉のオブジェが設置され、人気の撮影スポットになっていました。
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わしのみやコスモスフェスタは、例年10月の第4日曜日に行われ、2023年は10月29日に開催予定です。例年たくさんのイベントがありますが、今年もコスモス摘み取り募金、スタンプラリー、路上遊び、猿回し、模擬店、フリーマーケットなど楽しい催しがめじろ押し。フェスタの詳細は、久喜市役所の案内ページでご確認ください。
オマツリジャパンでは2021年に現地から詳しくレポートしています。ぜひ参考にしてください。