毎月12日の「パンの日」に向けて、人気のパンの味と、それにちなんだお祭りをご紹介しているオマツリジャパン編集部。
実食するために持ち込まれたパンに囲まれ、オフィス内はさながら「夏のパン祭り」と化しています。わっしょい!
そんなオフィスの片隅に、ひっそりたたずむパン1つ。コストコで超定番の人気パン「ディナーロール」です。このフォルムを見て、誰かがつぶやきました。
いま流行りのアレ、何だっけ?
マリなんちゃら…これで作れるんじゃない???
お~!言いたいのは「マリトッツォ」ですね♪ ということで作ってみることにしました。
大流行中の「マリトッツォ」って何?
マリトッツォは、イタリアからやってきたスイーツ。ブリオッシュのようなふわふわした軽い口当たりのパンに、たっぷり生クリームがサンドされていて、断面は滑らか、コロンと丸くかわいいフォルムをしています。
イタリアでは、朝、バールでカプチーノやエスプレッソと一緒に食べるのが一般的なのだとか。
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こちらは、サンドされた生クリームの表面をフレッシュないちごが飾るタイプ。ということは、フルーツサンド的な、「萌え断」的な要素があることも、流行している理由のようです。
そこで、オマツリジャパン編集部では「フルーツサンドをランチパックで作ってみた」の記事のときと同じように、フルーツ入りのマリトッツォを作ることに決定。さっそく材料を調達してきました。
コストコパンでマリトッツォ!作ってみた結果…
使ったコストコのパンは、「ディナーロール」(36個入り・税込み458円)と「マスカルポーネロール」(36個入り・税込み698円)の2種類。それぞれ1個当たり約13円と約19円!驚異的なコスパの高さです。
フルーツのほうは、
●シャインマスカット(From山梨県)
●プレミアム甘熟王バナナ(Fromフィリピン)
●キウイフルーツ(Fromニュージーランド)
●フルーツじゃないけど、おまけ。ROYCE’チョコレート(From北海道)
と、国内外からフレッシュな顔ぶれが揃いました。
そんなフルーツたちを適度な大きさにカット。ロールパンも下のほうに切れ目を入れたら下準備は完了です。
カパッと開いたパンにホイップクリームを搾りだし、ヘラなどでそれっぽく整えていきます。
とりあえず、第一段階が完成!
作ってみて分かったのですが、もっともっとクリームを盛り盛りに入れて大丈夫。
めいっぱいクリームをはさんでおいて、はみ出た分を削りながら滑らかにしていくほうがキレイに仕上がります。
では、最後にフルーツを飾りつけます。
やったー!意外と映えてるマリトッツォが完成しました。
その後、いくつも作っていたら生クリーム職人の腕がアップ。もっとリアルな、ほぼ本物に近い(?)マリトッツォができあがりました!
ちなみに、上記写真の左側のマリトッツォは何に見えますか?
マスカットが目で、間のキウイがくちばしで「ポケモンのポッチャマみたいな生き物に見える」という感想が出たのですが…、
オマツリジャパン的には、こちらかもしれません。
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高尾山とかの神社にいる「カラス天狗」です!
こんなふうに何かに似せて作ったり、好きなデザインにできるのも手作りの良いところ。しかも、短時間で手軽に作れちゃいました。
いざ実食!2つのパンは、どちらがマリトッツォ向き?
出来上がったマリトッツォを、オマツリジャパンのメンバーで食べてみました。2種類のパンを食べ比べた感想もご紹介します。
◆ディナーロール・・・プレーンでシンプルだから、マリトッツォにもピッタリ!キウイの酸味がアクセントになって、クリームたっぷりでも食べやすかったです。
◇マスカルポーネロール・・・パン生地にコクがあってミルキーなので、マリトッツォのクリームと合う!私が食べたのはバナナとチョコが挟んであったんですが、間違いない組み合わせでした。美味しすぎて気付いたら無くなっていました。(30代 女性)
入れるフルーツを変えることで多彩な味が楽しめそうです。
◆ディナーロール・・・パンの甘さが控え目な分、ホイップクリームとの相性が良い。クリームの重さを中和してくれて、市販のマリトッツォよりも飽きない美味しさがあります。
◇マスカルポーネロール・・・パンにほのかな甘みがあるので普通のパンよりブリオッシュに近く、再現度が高いですね!コーヒーとの相性も良く、朝食にもぴったり。チューブのホイップを使えばサッと作れる点も忙しい朝向きです。(30代 男性)
本場イタリア風に、朝、コーヒーと一緒に食べるのも良いみたい♪
◆ディナーロール・・・甘すぎるのでは?というビジュアルなのに、食べると全てがちょうどいい!ペロッと食べ切れます。材料費全部でも1個あたり約50円!それでこの味を再現できるなんて、コストコすごすぎ!
◇マスカルポーネロール・・・チーズの風味をほのかに感じるパンと、優しい甘さの生クリームが相性ピッタリ!パンの形が同じではないので、そこを逆に楽しみながらトッピングするのも楽しいし、お子さんと一緒に作ってみたらいいんじゃないかなと思います。(40代 女性)
ディナーロールのコスパは最強。一緒に作るとお子さんも喜びそうですね。
簡単に再現できて、リーズナブルで、美味しい!今はムリでも、コロナ後にみんなで集まって「マリトッツォ・パーティー」やるのもいいよね!という声もあがっていました。
バナナのように濃厚?フィリピンの「シヌログ祭り」
今回、マリトッツォに使った「プレミアム甘熟王バナナ」のふるさとはフィリピン。そのネットリと濃厚な味わいのように、ラテン魂と極彩色に染まるお祭りが、フィリピンのセブ島で開かれる「シヌログ祭り」です。
シヌログは、サントニーニョ(幼きキリスト)を祝うお祭りで、毎年1月の第3土曜日にはセブシティの大通りや海でサントニーニョの像を祀ったパレードが執り行われ、数百人の信者が参加します。翌日曜日には「シヌロググランドパレード」が開かれ、色とりどりの衣装に身を包んだ各地区のチームが路上を踊りながらパレード。路上パーティも開かれます。
このお祭りには世界中から人々が集まり、顔も体もペンキを付け合う様子が有名。街を歩けば、秒殺でペンキまみれになります。セブ島は大人気の観光地。いつかお祭りのタイミングに合わせて訪れてみたいものですね。