節分に恵方巻の販売が全国各地で行われるようになって20年以上となり、様々な工夫に満ちた恵方巻が楽しめるようになりました。冷めてもおいしい横浜の味、シウマイ弁当でおなじみの崎陽軒でもなんと恵方巻きが楽しめます。こちらの記事では、「選べる恵方巻きシリーズ」から「口福恵方巻」と「シウマイ恵方まん」を実食しましたので、感想をお届けします!
目次
崎陽軒の選べる恵方巻 販売期間や販売方法、販売店は?
2022年の「選べる恵方巻きシリーズ」では、七福神にあやかって七種の具材を使用した「口福恵方巻」、シウマイのアンを中華まんの皮で巻き、ロール状に仕上げた崎陽軒ならではの恵方巻「シウマイ恵方まん」の2種類が楽しめます。
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口福恵方巻
販売期間:1月7日から予約受け付けが開始され、2月1~3日の期間に神奈川、東京を中心とした約160店舗で引き渡されます。
※2月3日には神奈川、東京を中心とした約120店舗で予約なしの店頭販売も行われます。
販売価格:730円(税込、以下同じ)。
シウマイ恵方まん
販売期間:1月7日~2月3日に通信販売と一部冷凍設備のあるロードサイド店舗で冷凍販売がされます。また1月7日から常温販売の予約受け付けが開始され、2月1~3日に神奈川、東京を中心とした約160店舗で引き渡されます。
※2月1~3日に神奈川、東京を中心とした約160店舗で予約なしの常温販売も行われますが、一部店舗では2月3日のみとなります。
販売価格:350円。
昨年は節分前夜には売り切れて購入できなかったとか!入手のために何店舗かまわったとの声もネット上で見られるなど、予約が安心なようです。
正統派「口福恵方巻」を実食!そのボリュームと味、コスパは?
2月1日に予約した新宿伊勢丹に引き取りに行くと、ちょうど昼時だったこともあり男性サラリーマンなどがシウマイ弁当を求めに多数訪れていて少し混雑していました。
購入した口福恵方巻は、長さが18センチ、直径約5センチ、高さ4センチほど、北北西を向いて一気に食せるギリギリなサイズ感です。
お味は、ホタテ入り酢飯が穏やかでコクがあり、非常にマイルドな味わいです。そこにほんのり甘い鯛そぼろ、菜の花、タケノコの食感が良い感じに加わります。具材のかに風味かまぼこと卵焼きは、子どもたちにも好かれる味、あとからピリッと効いてくるショウガ昆布がアクセントにもなり、とてもおいしくいただきました。
食べてみて、お弁当として食べる満足感をとてもよく考えられているなと感じました。和風でまとまりのある味、崎陽軒の中華イメージではありませんが、想像以上においしく、730円は決して安くはありませんが、お値段以上だと思われます。カットしていたとはいえ、あっという間に一本いただいてしまいました。
変わり種「恵方まん」実食!シウマイとの違いは?
続いてシウマイ恵方マン、長さ約10センチ、直径4センチほど。こちらは表面に崎陽軒のしょうゆ入れでおなじみのひょうちゃんの焼き印がかわいい!
崎陽軒ホームページによると、「1955年、白い磁器のしょう油入れに、漫画家・横山隆一先生(代表作:フクちゃん)が「目鼻をつけてあげよう」とたくさんの表情を描いてくだり、いろは48文字にちなんで48種類で誕生。横山先生自ら「ひょうちゃん」と名付けられました。」とのことです。
ひょうちゃん – 崎陽軒 (kiyoken.com)
お客様に楽しんでいただく工夫に満ちています。
さて実食。ぱくりと口に入るほどよいサイズ。
コクのあるホタテの風味とほんのりショウガの味がさわやかなのはシウマイ同様、違うのは皮の厚みと甘み。中華まんの皮の甘みが、シウマイより主食感を醸し出します。中盤まで食べ進めるとグリーンピースが登場し、良いタイミングで味に変化をもたらします。ボリュームはありますが、一本ぺろりと食べ進めることができます。
いつものシウマイを開運仕様にチェンジするアイディアとセンス。350円は納得のお値段。
崎陽軒と言えば横浜。横浜・鶴見の大本山總持寺「節分追儺式」で福を呼びこもう!
崎陽軒は横浜で1908年に創業され、「横浜の名物をつくろう」との思いでシウマイを生み出し、1928年の発売以来変わらぬレシピで冷めてもおいしいシウマイをつくり続けているとのこと。
崎陽軒はなんと言っても横浜ならでは!その横浜にある「大本山總持寺」は横浜駅から京浜東北根岸線で3駅の鶴見にあります。こちらは石原裕次郎さんのお墓もあり、有名人が多く眠っていることでも有名なお寺です。例年の節分追儺式では、石原軍団が豆まきにゲスト参加し、にぎやかに福が呼びこまれてきました。
2022年はコロナウイルス感染拡大のため福男福女やゲスト、一般参拝者の来場は中止し、山内僧侶のみで御祈祷法要を行うそうですが、福豆の頒布・福引抽選会は感染症対策を行いながら、1月30日から2月3日まで参道にて実施するそうです。
■詳しくはコチラ 曹洞宗大本山總持寺 (sojiji.jp)
感染対策に気をつけながら横浜で節分を楽しみ、帰りに崎陽軒でお買い物はいかがでしょうか?
崎陽軒のおいしく楽しい恵方巻で今年もハッピーに
崎陽軒の恵方巻はとてもおいしく、お弁当として非常に完成度の高いものでした。冷めてもおいしい、そのためにすべての具材へのひと手間を惜しんでいない、とても丁寧なおいしさです。
創業以来、各国の料理の長所を取り入れ、発展してきた崎陽軒、その歩みはまさに文化が融合して発展する国際都市横浜ならでは!恵方巻にもシウマイを取り入れ、福を呼び込んでほしいと工夫する攻めた姿勢は、今後どんな新しくおいしいものが崎陽軒から生まれるのかと期待がふくらみます。
丁寧に作られた正統な「口福恵方巻」とひょうちゃんもにっこりの変わり種「恵方マン」。そんな崎陽軒の作り手の皆様の思いが感じられる2種類の恵方巻で、楽しい節分を満喫。笑顔で福を呼び込み、2022年も良い年になるように!!