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茨城県の伝統文化紹介シリーズ 茨城県つくば市に伝わる「ガマの油売り口上」、その魅力について詳しく解説!

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「さあ~さあ~お立ち合い!

御用とお急ぎでなかったら、ゆっくりと聞いておいで。

遠目山越えは笠の内。

聞かざる時は、物の出方・善悪・黒白がトーンと分からない。」

侍の格好をして片手に刀を持った油売りの、小気味のいい口上。「ガマの油売り口上」をご覧になったことはありますか?江戸時代末期に始まったこのパフォーマンスは、茨城県筑波山の名物となり、つくば市の無形文化財にも指定されています。

ガマの油って何?どうして口上をするの?どこで見られるの?そんな素朴な疑問から、この伝統芸能の魅力をご紹介します。

1.ガマの油売り口上とは?

ガマの口上

「ガマの油」とは、もともとは江戸時代に傷薬として用いられていた軟膏。客寄せのために侍の格好をした行商人が口上を言いながら薬を売っていました。現在、薬は売っていま ...

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