2020年10月より東京もGoToトラベルの対象となり、観光業の活性化が期待されます。
新しい生活様式を実践して感染予防はしっかり行いながら、秋の行楽シーズンを楽しみたいですね。
この記事では、GoToトラベルで行く岐阜県高山への旅のおすすめプランをご紹介します。
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飛騨高山を遊びつくそう!
飛騨高山で開催される高山祭は、日本三大美祭の一つと言われ、美しく装飾された山車が曳きだされます。飛騨高山ではこの山車のことを「屋台」と呼びます。高山祭の屋台は「動く陽明門」とも呼ばれ、国の重要有形民族文化財に指定されています。高山祭を中心に、見どころ満載の飛騨高山を遊びつくすためのスポットをご紹介します!
高山祭の歴史が学べる「高山祭屋台会館」
飛騨高山で行われるイベントの中で最も大きなものは、春と秋の年2回開催される高山祭です。
高山祭の屋台行事は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。そんな祭屋台を常設展示で見る事ができる場所が「高山祭屋台会館」です。JR高山駅より徒歩20分程の所にあります。コロナウイルスの影響により2020年の高山祭は残念ながら中止となっていますが、高山祭の見どころである絢爛豪華な祭屋台でお祭りの雰囲気を感じることができます。
高山祭屋台会館のコンセプトは保存展示です。通常、お祭りの屋台は傷まないように専門の蔵などで保存されます。お祭りの日だけしか華やかな屋台を目にすることができないのは、残念ですよね。そこで、高山祭屋台会館では、実物の屋台をいつでも目にしてもらいたいという想いから、温度・湿度・照明など、貴重な文化遺産である屋台が痛まないようさまざまな工夫を施すことで、常にその美しい姿を楽しめる環境を実現しています。
高山祭屋台会館は、高山祭のポイントや歴史をミュージアムにして伝えると共に、貴重な文化遺産の保存と展示を両立しています。GoToトラベルで飛騨高山に来訪した際は、高山祭屋台会館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
江戸時代の古い町並みが軒を揃える「さんまち通り」
飛騨高山を代表する街並みが、高山市の上一之町から上三之町あたりのさんまちです。高山駅から徒歩12分ほどの場所にあり、江戸時代の古い街並みが今でも軒を連ねることで有名です。美しい通りには人力車も走り、あたかも江戸時代に来たかのような気分を味わえます。
さんまち通りには町家を利用した雑貨店やカフェなども立ち並びます。古き良き情緒を味わいながら、みたらし団子や肉まん、飛騨牛の握り寿司などの食べ歩きも楽しめます。工芸品のお店もあり、飛騨高山で古くから作られる「さるぼぼ」というお人形もお土産に人気です。
映画「君の名は。」で一躍有名になった「日枝神社」
ジブリ作品以外で興行収入が初めて100億円を突破した長編アニメーション「君の名は」。この映画の中で、主人公の一人、三葉が巫女として仕える「宮水神社」があります。この宮水神社のモデルと謳われる神社の内の一つが、「日枝神社」ではないかと言われています。
日枝神社は高山駅から徒歩20分ほどの、高山城跡がある石光山の麓にどっしりと構えています。別名が飛騨山王宮、日枝神社と呼ばれ、主祭神の大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀る神社です。高山市民や氏子数2,700戸から崇拝される日枝神社は、山王さまとも呼ばれ親しまれています。
日枝神社は開運、家系繁栄、厄除け、諸産業繁栄のご利益があり、飛騨の澄み切った空気と境内に入れば、自然と心の落ち着きを取り戻すことのできるパワースポットです。
まとめ
高山祭で使われる屋台の豪華さは目を見張るものがあります。ぜひ一度見てみたいですね!高山祭屋台会館があることで、屋台を1年中見られるようになりました。新型コロナウイルスが収束した暁には、高山祭の雰囲気を楽しみつつ、江戸時代の古い町並みやパワースポットなどを巡り、見どころ、遊びどころが満載の飛騨高山でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。