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東京のユネスコ無形文化遺産!「下平井の鳳凰の舞」は躍動感あふれる風流踊

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煌びやかな鳳凰の冠が、秋晴れの空の下に輝いた。躍動感あふれる演舞に、心をぐっと捕まれ、そしてその舞に見入った。

下平井の鳳凰の舞。その伝来経路の多様さもあり、鳳凰と奴の2部構成という類を見ない珍しい風流踊が完成した。この踊りはユネスコ無形文化遺産にも登録され、今日注目を集めている。この演舞の魅力に迫っていきたい。

下平井の鳳凰の舞とは?

その名の通り、鳳凰を頭に被って舞う風流踊の一種である。
この舞の起源は定かではなく、京都や日光からの伝来説があり、京都の祇園囃子などを元にした雨乞いのための踊りだったともいわれる。また、江戸歌舞伎の太刀踊りの特徴も含まれている。

明治時代に、干ばつや悪疫が流行してこの舞が頻繁に行われたそうだが、その後に途絶えることとなる。昭和の初めに復活して戦争で ...

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