室町時代に北野天満宮の社殿が一部焼失した際、その再建に使われた木材の残りを使って7軒の茶店を建てたことが上七軒(かみしちけん)のはじまりです。
後に豊臣秀吉が北野天満宮で10日間の大茶会を催した時には、七軒茶屋が名物のみたらし団子を献上しました。
秀吉はこの団子をとても気に入り、褒美として七軒茶屋にみたらし団子販売の特権と合わせ、京都一円の法会茶屋権を与えたそうです。これが日本のお茶屋の始まりとなったといわれています。
この縁で、上七軒の紋章は串に団子を通した「つなぎ団子」になっています。
春になると五花街(京都花街連合会加盟の5つの花街)の中で一番先に行わ ...