全国各地には江戸の風情を漂わせる街並みが残ることから、小江戸と呼ばれる都市が幾つもあります。埼玉県川越市は、江戸時代から「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と謳われてきました。市の中心部に繋がる蔵造りの街並みには歴史感が溢れています。例年10月第3日曜日とその前日の土曜日に開催される「川越まつり」は江戸時代からの伝統を受け継ぎ、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。30前後の歴史上の人物の人形を掲げた山車が市街地を巡行すると、市全体に歴史絵巻が流れます。
「川越まつり」を盛り上げる ...