岩手県奥州市衣川地区に伝わる「川西大念佛剣舞(かわにしだいねんぶつけんばい)」は、世界遺産として知られる中尊寺とその始まりを同じくする歴史ある念仏踊りです。中尊寺の境内において、毎年5月1日~5日と11月1日~3日に開催される藤原まつりや、8月24日の施餓鬼会で奉納されます。
庭元・佐藤家に先祖代々引き継がれてきたその踊りは、現在担い手不足が深刻化する中で、外からの人を受け入れることにより伝承されています。若手の広報活動や剣舞の体験会、学校教育との連携など、その活動は幅広いです。
奥州市の川西伝承館にて、川西大念佛剣舞保存会の庭元・佐藤円治さんをはじめとした担い手の方々にお話を伺いました。
川西大念佛剣舞は約900年前から、岩手県奥州市衣川の川西地区に伝わる、浄土信仰の ...