端午の節句が近づくと各地で空になびくこいのぼりの姿をよく見かけます。こいのぼりの生産量が日本で最も多いのは、埼玉県北東部の加須市です。提灯や傘を作っていた加須市の職人が、明治時代初期になって副業でこいのぼり作りを始めたのが、地域の名産品に発展したのです。毎年5月3日には日本一大きなジャンボこいのぼりが加須の上空に舞います。加須では子どもはもちろん大人も一緒に、こいのぼりを楽しむことができるのです。
ジャンボこいのぼりは、1988年に加須市民平和祭のメインイベントとして開催されるようになりました。こいのぼり生産量日本一を全国にアピールしようと企画されたのです ...