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埼玉県の鴻巣市の「川幅日本一」の荒川河川敷で例年5月中旬から下旬に開催される「鴻巣ポピーまつり」
日本の国土は無数の川で潤されています。長さや幅は地形によって大きく変化しますが、最も川幅が広いエリアは、埼玉県の鴻巣市と吉見町の間で荒川に架かる御成橋付近だと言われています。橋の袂には「川幅日本一」の案内板が立てられ、「川幅うどん」などのご当地グルメも産み出しているのです。御成橋下の荒川河川敷には日本一の川幅一杯にポピーが植栽されています。例年5月中旬から下旬にかけて花を咲かせ、「鴻巣ポピーまつり」が開催されています。2021年には5月15日~23日に行われました。
「川幅日本一」のポピー・ハッピースクエアを彩る3000万前後のポピー
埼玉県北部の秩父を源として東京湾に流れ込む荒川は、鴻巣市馬室付近での幅は2537メートルとなり「川幅日本一」です。御成橋を北端として南に広がる約12.5ヘクタールの敷地では、3000万前後のポピーが栽培されポピー・ハッピースクエアと呼ばれています。「こうのす花まつり」の一つ「鴻巣ポピーまつり」がここで行われます。荒川の東岸を約1キロにわたって、ポピーの可憐な花が埋め尽くすのです。
変化に富んだ景観を作るシャーレーポピー、アイスランドポピー、カリフォルニアポピー
ポピー・ハッピースクエアで育つ品種は、シャーレーポピー、アイスランドポピー、カリフォルニアポピーなどです。同一種が植えられるエリアや、異なる種類がストライプを作るエリアがバランスよく並び、変化に富んだ景観を楽しむことができます。
中央の広場を囲む露店で販売されるご当地グルメ
ポピー・ハッピースクエアの中央の広場には露店が取り囲み、特設ステージではベリーダンスなどの多彩なイベントが行われます。
イベント広場を囲む露店では、「川幅日本一」の鴻巣市で産まれた「川幅うどん」や「川幅せんべい」などが販売されています。「川幅うどん」は麺の幅が数センチ以上の平たいうどんで、鴻巣市のご当地グルメとして定着し市内のうどん屋では麺の幅を競っています。
秩父から関東平野を流れる荒川は、埼玉県の鴻巣市で「川幅日本一」となります。鴻巣市と吉見町を繋ぐ御成橋から南にはポピー・ハッピースクエアが整備され、3000万前後のポピーが植栽されています。例年5月中旬から下旬には広大な河川敷が豊かに彩られ、「鴻巣ポピーまつり」が開催されています。