4年半ほど前、相撲の土俵に女性が入っていいのか・否かという議論が沸き起こりました。メディアで盛んに取り上げられたので覚えている方も多いのではないでしょうか。
「大相撲の土俵は女人禁制」というしきたりが女性蔑視に該当するのかどうか、ここでは敢えてその議論ではなく、民俗コネタ目線で「女性は土俵で相撲をしてきた」ことについてお話しようと思います。
「土俵と女性」の議論のきっかけとなったのは、2018年4月4日の大相撲春巡業での出来事です。
日本経済新聞の報道を引用しますと
4日午後2時すぎ、京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で行われた大相撲の春巡業の土俵上で、あいさつをしていた多々見良三舞鶴市長(67)が突然倒れ、市内の病院に搬送された。
会場に居合わせた日本相撲協会 ...