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夏越の祓とは?6月に神社で見かける「茅の輪」にはどんな意味がある?

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毎年6月後半になると、全国の各地の神社には「茅の輪」が設置されます。読者のみなさんの中にもこの茅の輪をくぐった経験を持つ人はいるのではないでしょうか。これは「夏越(名越)の祓(なごしのはらえ)」に関わる行事のひとつで、実は季節や社会を大きく反映しているのです。

この記事では「夏越の祓」の歴史を紐解き、その意味に迫ります。これまで何となく茅の輪をくぐっていた方も、より深い体験を得られると思いますので、ぜひ最後までお読みください。

夏越の祓とは?どのような歴史がある?

夏越の祓とは、毎年6月と12月に行われる「大祓(おおはらえ、おおはらい)」のひとつです。「大祓」とは、日常生活を過ごしている間についてしまった、心身の穢れや災厄、また、犯してしまった罪や過ちを祓い清めることを指します。

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