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御頭祭をレポート!なぜ鹿の頭を捧げるのか?長野県諏訪大社にて

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鹿の頭を75頭、神に捧げる祭りがあるという。縄文時代から脈々と続く祈りの形を今に伝えているそうだ。このような噂は、様々なところで聞いていた。詳しく調べてみたところ、現在は簡略化されており、捧げられる鹿の頭は剥製5頭のみのようだ。それでも、稲作伝来以前の狩猟採集民が行なっていた祈りを今に伝える貴重なお祭りであることは確かである。日本人の祈りと暮らしの原点を観たい。そのような想いで、2021年4月15日、長野の諏訪大社で行われる御頭祭(おんとうさい)に出かけた。

御頭祭とは?

御頭祭は毎年4月15日に行われる諏訪大社のお祭りで、諏訪大社上社前宮の十間廊(じゅっけんろう)という場所で行われる。当日のお祭りの行程としては、13時ごろ諏訪大社上社本宮から始まり、前宮の十間廊へ向かい、内御玉殿 ...

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