※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。(2020年11月6日 編集部)
いよいよ秋の紅葉シーズンが到来です。「小江戸」と呼ばれる栃木市では、「太平山もみじまつり」が例年開催されております。歴史にちなんだ場所で風情ある紅葉を堪能したあとは、太平山名物でお腹も満たしてみてはいかがでしょうか。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年11月6日 編集部更新)
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蔵造りの家屋が建ち並ぶ「小江戸」栃木市で開催される「太平山もみじまつり」
市内を南北に流れる巴波川に沿って蔵造りの家屋が建ち並ぶ栃木市は、「小江戸」と呼ばれています。蔵の街大通りを中心に山車が巡行する「とちぎ秋まつり」が、2年間隔で11月に行われています。市街地は江戸時代から商人たちの活気が溢れる一方で、郊外に豊かな自然が残されています。市の南西部に聳える太平山は、季節の移り変わりとともに表情を変えます。例年11月中旬から12月上旬には秋の彩りで包まれます。2008年から紅葉のシーズンに「太平山もみじまつり」が開催されており、2019年は11月15日~12月1日です。今まさに見頃です。
周遊道路や遊歩道が整備された太平山
太平山は標高341メートルの小高い山で、山中には太平山周遊道路や遊歩道が整備されています。各々の道の入口には、太平寺、六角堂が建立され、歴史的な情緒を漂わせています。遊歩道は六角堂の横から山頂に向かっています。
謙信平で紅葉狩りをすれば戦国武将気分?
太平山の中腹に、謙信平展望台が設けられています。戦国時代に北条氏康と関東地方の領有を争った上杉謙信が、1568年に太平山の西に建つ大中寺で和議を結んだ後、太平山に登り関東平野を見渡し、その広さに目を見張ったと伝わっています。秋になると謙信平は紅葉に包まれます。晴天時であれば紅葉の先に広大な関東平野が広がりますが、曇天時の眺望は「陸の松島」と呼ばれています。霧の中に周囲の山々が浮かび上がる姿が、陸前の松島湾の光景を思い起こさせます。さらに夜の姿は日本夜景遺産に認定され、謙信平からの眺望は天候や時間ごとの楽しみ方があるのです。
紅葉狩りをしながら味わうご当地グルメ「太平山の三大名物」とは?
「太平山もみじまつり」の期間中に楽しめるのは、紅葉の彩りと眺望ばかりではく、土日には、玉子焼き体験教室、和太鼓演奏、からくり人形芝居、風船パフォーマンスなどのイベントが実施されています。
さらに、多彩なご当地グルメを楽しむことができます。焼き鳥、玉子焼、だんごが、太平山の三大名物とされています。夜鳴きする鶏は不吉であるため太平山神社に奉納し御洗米「おさご」で育てた後、焼き鳥や玉子焼に料理したり、太平山神社の奉納米でだんご作ったりして、参拝者に振舞ったことが起源のようです。謙信平に軒を連ねる飲食店は、必ずこの三大名物をメニューとするばかりでなく土産物のバラエティーも豊富です。
太平山は蔵造りの家屋が建ち並ぶ栃木市の南西部に聳え、太平山の中腹の謙信平展望台からは、天候や時間の違いによって異なる眺望が広がります。例年11月中旬から12月上旬には展望台は紅葉で包まれ、様々な背景で秋の彩りを楽しむことができます。
【太平山紅葉情報】11/14現在
少しづつ紅葉が進んできました(^^♪
もみじまつり詳細はこちら→https://t.co/89KU1BQQhS#栃木市 #太平山 #もみじ #紅葉 #謙信平 pic.twitter.com/C9KFkMsIc3— 栃木市観光協会ツイッター (@tochigishikanko) 2019年11月15日