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【小田原城梅まつり】北条氏が戦国時代から奨励し城下に広がった初春の彩り

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戦国時代に梅の実を兵糧用として利用した北条氏

15世紀末から16世紀にかけての日本は各地で戦乱が頻発する戦国時代でした。全国統一を目指す豊臣秀吉の最後の戦場となったのが小田原です。北条氏が難攻不落の小田原城に籠城し、秀吉に立ち向かいました。1590年、小田原城南西の石垣山に一夜城を築城した秀吉の奇策によって北条氏は降伏し戦国時代に終わりが告げられたのです。江戸時代には関東地方防御の要となり、現在でも天守閣を中心として歴史的な景観を残しています。戦国時代には北条氏が梅の実を兵糧用として利用したため、小田原市内では梅の栽培が盛んに行われています。小田原城址公園にも数多くの梅が植栽され、例年2月中旬から3月上旬には園内は季節の彩りで包まれます。梅が開花すると「小田原城梅まつり」が開催され ...

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