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「さっぽろ雪まつり」2023年はどうなる?開催情報を徹底予習!

2023/1/28
2023/1/27
「さっぽろ雪まつり」2023年はどうなる?開催情報を徹底予習!

「さっぽろ雪まつり」は、北海道札幌市の市内数会場で行われる雪の祭典です。2023年で73回を数える歴史を紡ぎ、日本での知名度はもちろん、インバウンド人気も高い日本を代表する冬の祭りです。2019年には279万人が訪れました。

コロナ禍により2021、2022年はオンライン開催でしたが、2023年は3年ぶりに会場を設置して行われます。この記事では、2023年の「さっぽろ雪まつり」の直前開催情報や見どころを紹介します。

「さっぽろ雪まつり」2023年はいつ・どこで開催?

2023年の「さっぽろ雪まつり」は、2月4日(土)〜11日(土・祝)の間、「大通会場」(札幌市中央区大通西1丁目~西12丁目)と「すすきの会場」(札幌市中央区南4条通り~南7条通りの西4丁目線)の2つの会場で行われる予定です。24時間オープンですが、ライトアップは17:30から22:00(大通会場)、23:00(すすきの会場)までです。

コロナ禍以前にあった飲食ブースや体験型アトラクションが中心の「つどーむ会場」(札幌市東区)の設置は、感染症対策のため見送られることとなりました。

つどーむ会場の様子。第62回開催より。

会場は入場料無料!平日の昼間はゆったり見られますが、夕方以降や土日祝日は例年大変混雑しています。来場の際には、公共交通機関を利用しましょう。

また、露天のため大変冷え込みます。札幌市では例年2月上旬の平均気温はマイナス3度程度になります。雪が降る時期でもあるため、来場の際は寒さ対策をしっかりしましょう。

2023年のテーマと見どころは?

①100基を超える雪像

「さっぽろ雪まつり」の見どころは、なんといっても大通会場に設置される精緻に作られた雪像です。メインを飾る大雪像5基をはじめ、100基以上の雪像が並び立ちます。この雪像を作るため、1月初旬から陸上自衛隊によって、10tトラックおよそ1600台分の雪が運び込まれています。コロナ禍以前には、3会場で250基近い雪像が作られていました。

気になる2023年の大雪像のテーマは、昨年12月16日に発表されています。

白亜紀の北海道~ティラノサウルス&カムイサウルス~

7200万年前の北海道に生息していた恐竜たちの迫力ある雪像が出来上がります。カムイサウルスは北海道むかわ町穂別地区から日本初の大型植物食恐竜の全身骨格化石として発掘された恐竜です。

 

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疾走するサラブレッド

躍動感のあるサラブレッドの雪像。プロジェクションマッピングを用いた演出も行われます。北海道は明治以来、サラブレッドの産地として有名。国内で生産されるサラブレッドの98%が北海道で生まれています。

すべての医療従事者に感謝を込めて フローレンス・ナイチンゲールの偉業を偲ぶエンブリー荘

イギリス・ハンプシャーにあるナイチンゲールの生家「エンブリー荘」の雪像です。コロナと戦うすべての医療従事者への感謝を込めて制作されます。

豊平館

国重要文化財「豊平館」の雪像です。この建物は、1880年に建設された北海道開拓使直営のホテルです。1958年に札幌市の中心にある中島公園に移設されました。

中島公園内の豊平館。

世界がまだ見ぬボールパーク“Fビレッジ” 2023.3.30誕生!

3月にオープンする北海道日本ハムファイターズの新ホームがひと足さきに雪像でお目見えです。Fビレッジは、球場を中心に健康づくりや文化交流などを目指した街づくりが行われるプロジェクトです。

このほか、北海道の応援キャラクター「雪ミク 冬麗(ふゆうらら) Ver.」や大人気ホビー/アニメの「『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』ユウディアス・ベルギャー」などの雪像が設置される予定です。

 

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会期中、大通会場は17:30から22:00まで、すすきの会場では23:00まで、会場や雪像がライトアップされています。光と雪の織りなす景色は幻想的です。

②イベント盛りだくさん!

プロジェクションマッピング

会期中、2つの大雪像でプロジェクションマッピングが投影されます。ひとつは「疾走するサラブレッド」像で17:30〜21:45の間、北海道で生まれた仔馬が競走馬として活躍する姿を描きます。

もうひとつは、「豊平館」像で、17:30〜20:30の間、札幌市制100年の歴史が投影されます。

プロジェクションマッピングの様子。第64回開催より

K-popライブ

2月11日(土・祝)17:30~18:00、実力派アイドルJGが大通会場のステージで歌を披露してくれます。

SNOW MIKU 2023 音と光のスペシャルショー

北海道応援キャラクター「雪ミク」雪像では会期中の17:55~22:00の間、毎時55分と25分からの5分間、光と音の幻想的なショーが行われます。

一夜限りのスペシャルコラボ・ダンスパフォーマンス 『六花の祈り』

2月5日(日)17:00 ~ 17:30、世界的ダンサーのケント・モリ氏とアイヌの伝承者・秋辺デボ氏が、100人の市民ダンサーと共にスペシャルダンスパフォーマンスを行います!

 

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すすきの会場は氷像がたくさん!

すすきの会場では、「氷を楽しむ」をテーマに、さまざまな氷の彫刻や氷の彫刻コンクール作品など幻想的な氷像60基が展示されます。

すすきの会場に並ぶ氷像。

「さっぽろ雪まつり」おすすめフェス飯!

北海道といえばウニ、イクラ、カニなどの北海シーフードはもちろん、ジンギスカンなど美味しいものが目白押しです。2020年までは会場内のグルメ屋台「北海道 食の広場」で北海道の絶品グルメを食べることができましたが、2023年は感染拡大防止のため屋台は設置されません。

でも心配ありません!会場周辺は札幌の中心地。近隣にもお店がたくさんあります!

「さっぽろ雪まつり」トリビアでもっと楽しむ!

★雪像作りは中高生が始めた!
「さっぽろ雪まつり」は、1950年に札幌市と札幌観光協会の主催でスタートしました。当時、雪捨て場になっていた大通公園で、札幌市内の中高生たちが美術教師の指導でクマなど6つの雪像を作ったのが歴史の始まりになりました。

★史上最大の雪像は、高さ25メートル!
1972年オリンピック冬季札幌大会に合わせて作られた「ガリバーようこそ札幌へ」が史上最大の雪像。高さは25m(大体ビル8階の高さ)、10tトラック1300台分の雪が使われたそうです。

★雪像に使われる雪は選りすぐりの雪!
不純物が混じっていると、太陽光線を受けて倒壊しやすくなるので、使われるのは混じりもののない綺麗な雪です。例年、滝野霊園(札幌市南区)や真駒内カントリークラブ(札幌市南区)などから選りすぐりの綺麗な雪が会場に運ばれます。輸送トラックの総走行距離は約19万キロメートルにも及ぶそうです。

★世界三大雪まつりの一つ!
「さっぽろ雪まつり」は、中国の「ハルビン氷祭り」(1985年開始)、カナダ「ケベックウィンターカーニバル」(1894年開始)と並び称される世界的雪まつりです。歴史や規模などを見ても世界有数の冬の祭典として海外からも注目されています。

ハルビン氷祭りの様子。

★雪像は祭りが終わったらすぐ壊す!
素晴らしい出来の雪像も、祭り終了の翌朝から午前中のうちに解体されます。儚い限りですが、ウラの見どころとしても話題になります。

まとめ

2月4日から11日まで開かれる「さっぽろ雪まつり」は、世界三大雪まつりにも数えられる大規模なイベントです。北海道ならではの環境と、人間の手が生み出すスノーアートを満喫しに出かけましょう。

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